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2004.05.20

 『日本語 新版(上・下)』 金田一春彦 (岩波新書)

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 ああ、本当に哀しいニュースでした。昨日、国語学者の金田一春彦さんがお亡くなりになりました。
 ご本人にはお会いしたことはありませんが、多大な影響を受けた大先生です。私の大学での専門がまさにアクセント史でしたから当然です。
 氏は特に、中世の楽譜から当時のアクセントを再現するという研究で大きな成果を残しましたが、氏はその論文の中で「江戸時代の楽譜はたくさん残っているが、そこにはアクセントがあまり反映していないので、江戸語のアクセントの復元は困難」という内容のことを述べていました。大学当時、山田流の筝曲をやっていた私は、氏のご存知ないであろう山田流の秘譜の写しを手に入れ、そこから氏の手法にのっとって江戸語アクセントの復元にチャレンジしたのです。なんか今になってみると恥ずかしいですね。
 氏はお父上とは違い、全く学者然としておらず、自説を攻撃する論調に対しても穏やかに対処しておられました。そんなお人柄はどの著作にも表れていますが、やはり「日本語」は永遠の名著でしょう。日本人なら必読です。
 山梨県にもゆかりの深い方でした。ご冥福をお祈りいたします。

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