2021.02.26

いろいろな「二・二六」

Th_-20210227-105920 日の「俺の家の話」は神回でしたね。プロレスと能、介護に続き、歌謡曲まで登場して、いよいよ「俺の家の話」が俺の家の話になってきて家族で笑っちゃいました。クドカン、ウチを取材してるんじゃないの?w

 というか、そのように思う視聴者が多いのではないでしょうか。本当に様々なレイヤーにおいて共感を得る素晴らしい脚本だと思います。

 さらにその後、見逃した「ジャイアント馬場23回忌追善興行」の放送を観て、昭和や平成を懐かしみました。

 昼間は、例年の内容とは違わざるを得ない卒業式の予行がありました。次女も卒業ですし、個人的にもいろいろと思うところがありましたね。あさって日曜日が本番です。

 もちろん、二・二六事件から85年の日でもあります。何度も書いていますが、私たち夫婦は80年の時を経て、二・二六事件に完全に巻き込まれ、そしてその霊的解決のお役目を負わせていただきました。あの日から5年ですか。

 その後のこのような展開も含め、本当に霊界の不思議を感じざるを得ません。

Th_51466kwqgll_sx298_bo1204203200_ そして今日は、そこに強く関係してくる仲小路彰の120回目のお誕生日でもあります。仲小路は1901年2月26日生まれなのです。

 今年はいろいろな感謝の気持ちも含めまして、仲小路彰が21世紀の今のために書き遺した文献の整理や出版への活字化のお手伝いをしたいと考えています。

 今年は、仲小路彰がその思想のシンボルとして柱に据えた聖徳太子の1400年遠忌でもあります。旧暦の2月22日が忌日ですから、ここから4月の上旬までいろいろな行事が計画されています。

 聖徳太子にまつわる仲小路文献にも大変重要なものがありますので、それらも日の目を見るように尽力いたします。

 というわけで、今日は本当にいろいろなことを考えさせられる2.26でした。

Amazon 未来学原論

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2021.02.25

(マイナスな)コトタマは恐ろしい…

Th_-20210227-100606 「トタマ」は文献的に言いますと「言霊」よりも「事霊」と書かれることの方が多く、一般的な「言葉が持っている不思議な霊力」というよりは、「意識のエネルギー」と解釈した方が自然です。

 ここのところ、特に「意識のエネルギー」が未来に働きかけていることを実感することが多い。それはマイナスの意識の結果である場合の方が強く感じられます。

 私は、比較的穏やかで人を恨んだりしない性格に見られがちですが、実は心の奥底には強いマイナスの意識も持っています。口には出しませんが、どうしても人道的に許せない人と接していると、絶対に失脚させてやるとまで思うのです。

 ただ、実際に手を下すかというと、そういうことは全くありません。なぜなら、自ら手をくださなくても結果思い通りになるからです。怖いですね(笑)。

 実は今日ニュースになった某団体の元事務局長や会長さんに対しても、2年ほど前に「絶対許さない」「社会的に葬り去ってやる」と真剣に思ってしまいました。それがこういう形で現実化したので、かなり驚いている次第です。

 実際、彼らの保身的、偽善的、高圧的な行動にはひどい目にあいました。彼らの文京区の本拠地に呼び出され、4人の屈強な連中に囲まれて一方的に詰問されました。彼らの権威主義、隠蔽体質をその時確信し、私は時間をかけてでも絶対に反撃してやると決心したのです。

 私の中で、具体的に反撃する術も考えていましたが、結果としては何もせず、ただ意識し続けるだけで「思い通り」になってしまいました。

 怖いですね。

 実はこういうことが結構あります。身近な所はもちろん、こういう全国ニュース的なところまでいろいろです。ですので、自分でも「やりすぎ」に注意しつつ、一方で世の中に跋扈する悪や偽善を退治するために利用しているのでした。

 スミマセン、なんだか怖いことお話しして。

 もちろん、おそらくこれは私だけの意識の結果ではなく、「集合意識」の結果でありましょう。多くの人に恨まれるようなことをするといいことがないということですね。気をつけましょう。

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2021.02.24

保守とリベラル、全ての多様性を奪ったSNSの功と罪【東浩紀×ホリエモン】

 

 編のタイトルは『SNS時代における「論壇とネット教養」』です。とても面白かったので共有します。

 SNSが人間をおバカにしたのは間違いありません。

 自分もこのブログやツイッターをやっております(最近はClubhouseもかじっていた)ので、ずいぶんおバカになったという自覚があります。

 反面、以前では考えられないような出会いを招いてくれたという功の部分もあります。罪ばかりではないのです。

 罪の部分は、自覚によってなんとかコントロールをすることができますから、要はそれさえできれば、ここでの論点は解決するとも言えましょう。

 では、どう自覚させるか。

 これは教育の問題につながってきます。

 実はSNS以前に、学校教育の段階ですでに「考えない」ことを強要しているのでした。生徒の側も、入試に必要な知識のみを要求し、決して深く考えるという面倒くさい時間を求めたりしません。

 つまり、SNSの罪の部分は、SNS自身の罪ではなく、SNSを登場させ流行らせた学校教育に責任があるのだと思います。

 安直な一問一答的教育(学習)がなされている限り、その解決は困難、いや絶対に不可能であると思います。

 ですから、この問題を根本的に解決するためには、やっぱり「学校をぶっ壊す」必要があるのです。

 ワタクシゴトになりますが、明日、次女が某国立大学の二次試験(の一次試験)を受験します。その世界は、いわゆる学校教育とは全く違う教育がされている世界であり、私は最近そこに古くて新しい教育システムを見るような気がしているのでした。

 正直、SNSとはかけ離れた、正反対の世界ですので。結果はどうあれ、そういう「わかる」ことの永遠にない世界を体験している娘を見ると、少しうらやましくさえ感じます。

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2021.02.23

天覧授業

Th_unknown_20210225133601 日は「象徴の日」。すわなち天皇誕生日であり富士山の日であります。

 かえすがえすも日本文化の両象徴の日が重なるというのは奇跡的なことですね。

 ここ富士北麓地域では、かつて皇室は富士山で即位式をしていたという伝説があります。平成16年に、今上陛下(当時皇太子)がその即位式の霊山、御正体山に登山されたのは偶然ではありません。そのあたりをよく勉強されていますから。

 さてさて、今日、61歳になられた天皇陛下が記者会見を行いましたね。

 世間では眞子さまに関するご発言があったことが注目されていましたが、私は地味に「オンライン」のお話が心に残りました。

 中でも、愛子さまの大学でのオンライン授業に関しての下記のご発言。

 私たちも,愛子がオンラインで授業を受けているのをそばで見る機会もありましたが,私たち自身も,新たな知見を得ることができたり,何か学生時代に戻ったような気持ちになりました。

 私も何度か書いているように、オンライン授業をやってみて気づかされたことが多々ありました。特に、そこに家族がいて見て聞いているかもしれないという事実には、たったそれだけのことで、こちら教える側の気持ちがこれほど変わるのかという発見をもたらしました。

 逆に言えば、普段の私たち教師の授業は、教室という閉鎖的で専制的、さらに独断的な場で行われているのだということです。そこに異常性を感じなかった自分を恥じました。

 本当に恥ずかしいお話ですが、オンラインの方が授業の内容もよくなるし、言葉にも気をつけます。また、生徒の反応や発言を拾うことにもちゃんと意識が向くのです。つまり、普段はかなりいい加減だということですね。

 それにしても、愛子さまの授業を陛下がご覧になっているというのは、考えてみるとすごいことです。つまり「天覧授業」。その授業を行っていた大学教授に、そのような意識があったかどうかはわかりません。スポーツにせよ、音楽にせよ、「天覧…」の緊張感はすごいといいますから、知っていたらいたで大変なプレッシャーだったことでしょう。

 まあ光栄であるとも言えますね。自分だったらどうだろう…。

 天皇に限らず大変な地位の方が市井にまぎれて和光同塵、庶民の生活を見聞するという話は昔からありますね。これが現代においては、オンラインで実現するということです。

 まあ、ツイッターでアメリカ大統領がつぶやいたりするのもそういう種類のものなのかも。Clubhouseで有名人が突然乱入してくるのも。

 「お天道様が見ている」という感覚は、日本人にとって非常に重要なものでした。もかしすると、これからはテクノロジーによって「お天道様が見ている」社会が復活するのかもしれません。いや、「お天皇様が見ている」社会が到来するのかも!?

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2021.02.22

『ユメ十夜』実相寺昭雄・松尾スズキ・天野喜孝ほか

Th_91byvgjn3kl_sx300_ 日は猫の日。猫と言えば夏目漱石…というわけではありませんが、ええと、ここのところ古いドラマや映画を観ることが多いのと、パロディとか偽物とかのネタが続き、虚実皮膜の間と言えば実相寺昭雄監督だったりもして、さらに我が校のYouTu部がいろいろなメディアから取材されたりして、短い作品をいかに魅力的に作るかとか考えていて、それでこのオムニバス作品を鑑賞することになりました(長い道のりでした)。

 これ単純に面白いですよね。唯一原作通りやってしまった大ベテラン市川崑監督の第二夜が、ある意味一番目立ってしまっている(笑)。

 ほかはベテランでありながらいつまでも少年のような実相寺昭雄監督や、いつもふざけてる人や、若くて常識に縛られない人たちが、まじめに(?)漱石をパロったので、とにかくカオスになっております。

 私は嫌いではありませんが、どうでしょう、夏目漱石を神と崇める方々にとっては苦痛というか怒りの対象でしかないのかもしれませんね。

 どれもそれぞれ面白いのですが、やはり2006年(平成18年)の2ちゃんねる文化を懐かしむという意味でも、第六夜が一番笑えましたかね。

 

 

 今日も高校生や某テレビ局のディレクターさんと話しましたが、やっぱりYouTubeの動画って全然アートを感じませんよね。テレビも(映画も?)そちらに寄せてしまったりしていて非常に残念なことになっています。

 単なるノスタルジーではなく、漱石の作品のように、また実相寺の作品のように、時代を超えて「変」なモノを作る必要があるのではないでしょうか。

 というわけで、私は死ぬまでに新作能の本をいくつか書きますよ(と宣言してみる)。

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2021.02.21

ヴィヴァルディ? 『チェロ協奏曲ト長調 RV 415』

 日、本家を超える(?)偽ヴィヴァルディ、いや失礼ネオ・ヴィヴァルディを紹介しました。

 今日は最近偽作と認定されてしまった伝ヴィヴァルディの名曲を紹介しましょう。

 チェロ協奏曲ト長調。かつてはRV415と分類されていたのですが、今ではAnh(おまけ)に追いやられてしまっています。

 私がこの名曲を知ったのは、それこそ偽合奏団の演奏でした。

 幽霊演奏家による絶品ヴィヴァルディ

 さすが幽霊とあって、記事に貼った動画が全て亡霊と化していますね(笑)。

 幽霊演奏家の演奏動画が他にもありましたので、まずそれで聴いてみましょうか。

 

 

 たしかに1楽章の冒頭のユニゾンからしてヴィヴァルディらしくないというか、バロックというより新古典の風味があります。しかし、天才ヴィヴァルディには、そのような先取的を作品もありますし、ソロパートの語法などはヴィヴァルディ的でもあります。

 で、最近は偽作と認定、つまりヴィヴァルディの作品ではないと認定され、では誰の作品なのかという、よく分からない。ただ、その当時のネオ・ヴィヴァルディとして作られたことは確かです。2楽章のシチリアーノは完全にバロックの洋式ですし。

 そして、なんと言っても圧倒的にカッコいいのが3楽章。昨日の実相寺昭雄ドラマでも「協奏曲のフーガ楽章」が使われていましたが、そうしたフーガ風楽章の中でも特に秀逸なのがこの曲のこの楽章。

 ちょっと抜き出して聴いてみましょうか。最近聴いたスマートな演奏です。ピーター・ウィスペルウェイのチェロ・ソロ。

 

 

 こんなカッコいいフーガ楽章を書いたのはいったい誰なのでしょう。テーマの時点で勝ちですね、この曲は。単純な話ですが、属音から始まるテーマなので、出だしを「食う」ことができる。カデンツの段階で次のテーマを始められる。その抜き差しの感じが絶妙です。

 一説では作曲者はプラッティとも。プラッティはヴィヴァルディより20歳ほど若い作曲家。世代的にはまさにヴィヴァルディアンだったことでしょう。

 ヴィヴァルディは「同じ協奏曲を数百回書き直しただけ」などと揶揄されることもあり、私も大学生の時なんかは、まさに若気の至りで、ヴィヴァルディと小室哲哉は全部同じ曲に聞こえるとか、ワンパターンすぎるとか、金太郎飴とか酷評していました(笑)。今は全く逆の評価をしております、二人とも。

 二人ともにすごいのは、それまで全くなかった音楽を作り出し、それが実際に庶民に受け入れられ、要望されてそのオリジナルなスタイルでたくさん曲を書いたということです。ですから、リアルタイムでは大ヒット連続だし、それが飽きられた未来の立場から見ると全部同じなどと乱暴に片付けられてしまうわけですね。

 そんなこと言ったら、いまだに「能(謡曲)」なんか全部同じに聞こえて眠くなる(笑)。私の方がまだまだだという話なんですよね。

 実際、ヴィヴァルディも小室もフォロワーがたくさんいました。バッハだってその一人です。おそらくプラッティも偉大なる大先輩のマネをしてみたかったのです。

 ついでですから、プラッティという作曲家の真作チェロ協奏曲のフーガ楽章を聴いてみましょう。かっこいいですよ。

 

 

 プラッティはコレルリアンでもあったようで、大大先輩コレルリのヴァイオリン・ソナタ作品3を合奏協奏曲に編曲したりもしています。また、当時の最新楽器であるクリストフォリのフォルテピアノのためにも曲を書いているとか。まだまだ知らない作曲家がたくさんいますね。

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2021.02.20

『レモンのような女 第2話 私は私―アクチュアルな女―より』 実相寺昭雄監督・岸恵子主演作品

 のドラマはぜひ観てください!ぜひぜひ!

 昭和なネタが続いておりますが、これは私自身の人生に、私自身の幼少期のメディア体験がどのように影響を与えているかの再検討のためであります。

 今日は実相寺昭雄監督の知られざる名作ドラマを一つ。ウルトラセブンの撮影の合間に撮られた作品ですが、夜9時半からの大人向けドラマでしたから、当然3歳の私は観ていません。親は観ていたかもしれません。

 昨日紹介の地球防衛軍でも手腕を奮った円谷プロの、その特殊技術や着ぐるみ怪獣の質に不満を抱き、マンやセブンでも人間ドラマや勧善懲悪を超えた世界観を描いてしまった実相寺昭雄ですから、こうした一人の人間(それも女性、それも岸恵子が演ずる)を描く大人のドラマの制作とあって、きっと気合いが入っていたことでしょう。

 実は私、今回初めて観ました。そして、その作品としてのレベルの高さに感激するとともに、なるほどこのような時代の空気感が、今の私を作っているのだなあと感心した次第であります。

 テーマがいいですね。教育、学校、先生、株、お金、でっかい夢、高度経済成長、原子力、宇宙開発、社会と私、欲望と倫理、嫉妬心と保身、女性の自立…。

 元々、この第2話は違う脚本が用意されていたようですね。それをフランスから一時帰国していた岸恵子側が難色を示し、今井正監督の映画のために書かれた泉大八の脚本『アクチュアルな女』をもらい受けたのだそうです。

 これ、今井正監督でも観てみたいけれども、いや、やはり実相寺昭雄監督の、この独特の映像美の世界だからこそ、その現代的なテーマ性が引き立ったのではないかと思われます。

 今の時代に観ても、全く色褪せないどころか、それこそ輝きを増すドラマです。つまり半世紀先を行ってしまっていたと。

 実相寺昭雄独特の、あの「なめる」アングルや、キャメラの独特な水平移動、そしてどアップ。どうでしょう、最近のテレビや映画、あるいはYouTubeの動画などに、こんな個性的な映像がありますかね。

 そして、それが単に奇をてらっているわけではなく、圧倒的な「印象」として、そのテーマと共に心に刻み込まれる。これは一つの様式です。能や歌舞伎にもつながる「カタ」の美。

 当時の業界の大人たちには顰蹙を買っていた向きもありましたが、子どもたちには圧倒的な支持を得ていた。そして、その子どもたちが大人になった時に、さらにその価値を上げている実相寺昭雄ワールド。

 その後世界がようやく彼に追いつき、文化庁芸術祭大賞やカンヌCM映画祭グランプリを受賞、東京藝術大学の名誉教授にまでなるわけですからね。そうなってもオペラの演出をしたりアダルト・ビデオ作品を撮ったり、常に「今の一歩先」を走り続けた実相寺昭雄。

 私の潜在意識の中に、視覚と聴覚とともに、一つの世界観、人生観のイメージがしっかり染み付いています。これぞ、メディアの本来の力であり、学校の勉強なんかよりずっと影響力のある教育なのではないかと思いました。

 はたして、今のメディア人はそういう意識で作品を作り上げているでしょうか。まあ、もちろん当時の彼らもそんなことは意識していなかったのかもしれませんが。では、何が違うのか。それもじっくり考えたいところです。

 音楽は冬木透さん。モーツァルトのディベルティメントを全編に散りばめていますが、途中のバロックのバイオリン協奏曲のフーガ楽章風な曲は、あれは冬木さんのオリジナルでしょうか、それとも既存の作品でしょうか。気になりました。

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2021.02.19

『地球防衛軍』 本多猪四郎監督・円谷英二特技監督作品

Th_91ifektfwml_sx300_ ルトラセブンからのこの映画。またまた古い作品の紹介です。これは私が生まれる前、1957年(昭和32年)の公開。

 私が宇宙人であることを公言するばかりでなく、火星と木星の間の小惑星帯を経由してきたと語っているのは、もしかするとこの映画の影響があるかもしれません。

 私の中には、この映画を観た記憶はなく、今回初めてだったはずなのですが、もしかすると少年時代にテレビかなにかで観たことがあるのかもしれません。

 そして、その宇宙人の潜伏場所(つまりロケ地)が、まさに今私が住んでいる富士山北麓であるというのが、またなんとも不思議な符合ですね。ということは、私はミステリアン?w

 まあ、そんな個人的な与太話はいいとして、この作品、本多猪四郎監督、円谷英二特技監督、そして音楽は伊福部昭ですから、それは素晴らしいに決まっていますよね。それもシネスコ、総天然色ですから。

 

 

 ゴジラの流れという意味では、それこそ宝田明さんが出演されていもおかしくないわけですが、宝田さん、1957年には二枚目俳優として「美貌の都」「ロマンス誕生」「大当り三色娘」「わが胸に虹は消えず 第一部・第二部」「大学の侍たち」「青い山脈」に出演していますから、とてもそんな時間がなかったのでしょう。

 そのへんの事情については、ぜひ今度お会いした時に詳しく聞いてみたいと思います。

 その代わりと言ってはなんですが、佐原健二さん、平田昭彦さんが主演されています。その他藤田進さんも含め、そのままウルトラセブンの地球防衛軍につながっていきますね。

 それにしても、この作品、本当に素晴らしい。円谷さんの特殊技術、殊にミニチュアの素晴らしさは今でも感激します。CGよりもずっとリアルなんですよね。本当にすごい。

 光学合成は正直今ひとつですが、終戦後12年ということを考えると、逆にすごいですし、その後のウルトラシリーズまでに短期間で更に進歩していることが分かりますね。

 それから自衛隊や米軍の協力を得た火器での戦闘シーンの迫力は素晴らしい。かなり派手にやっています。ある意味近過去の戦争へのノスタルジーでしょうかね。ああやって、宇宙人や怪獣と戦うことでそれを昇華していた時代ですから。

 米ソの核兵器開発への警鐘という意味では、ゴジラの哲学をしっかり継いでいますし、被爆国として、そして敗戦国として米ソに対して物申す方法としては映画は最善の方法だったのでしょう。

 ところで、ミステリアンが送り込んだロボットモゲラは、実にカワイイですね(笑)。2体ともあっけなく死んでます。そのシーンの動画があったのでぜひ。これはユーモアであり、また機械文明へのアイロニーでもあるのでしょう。

 現代においても、AIに対してこういう語り方というかイジり方も必要ではないかと思ってしまいました。

 

 

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2021.02.18

『ダンとアンヌとウルトラセブン』 森次晃嗣・ひし美ゆり子 (小学館)

~森次晃嗣・ひし美ゆり子 2人が語る見どころガイド

Th_51qja6v42l た古い話。とは言え、全く色褪せないどころか、ますます輝きを増し、新たな発見と感動を与えてくれるモノです。

 そう、過去のコトではなく、今も生きているモノなのです。

 私が「宇宙人先生」を名乗ったり、「夢は地球を守ること」と恥ずかしげもなく叫ぶのは、間違いなくこのウルトラセブンの影響です。半世紀も前に観たこの作品が、ここまで自分の人生を突き動かし続けるとは…。

 ウルトラセブン本はほとんど読んできたつもりですが、この新刊は格別に面白かったし、なんだか泣けてしまった。決して懐かしさから来る涙ではなく、なんなんだろう、この感覚。

 ダンとアンヌのお二人がお元気で、こうして私たち以上にこの作品を愛し、この作品に影響を受けて続けている(それは当事者ですから当たり前ですが)ことに、なんというかこの世の仕組み、この世の真理というようなものを感じてしまったのでしょう。

 私がウルトラセブンの本放送を観始めたのは3歳になったばかりの頃。思えば、このお二人は「初恋」の対象でもあったのです。

 まず大人の男としてのダンに対する憧れ。自分もこういう大人になろうと真剣に思いました。自分の命をかけてまで、だれかを助けようとする、そんな大人を観たのはダン(ウルトラセブン)が初めてでしたから。

 そして、大人の女…というか、女性を意識したのはアンヌ隊員が初めてでした。おそらくそういうお仲間のオジサンたちがたくさんいるのではないでしょうか。

 今観ても、アンヌ隊員の魅力は筆舌に尽くしがたい(笑)。可愛らしく、美しく、セクシーで…3歳ながら、なんか変な気持ちになったのを覚えています(笑)。

 ウルトラセブン全話(第12話除く)を、そんな私の初恋の二人が語り合うのですから、それは面白くないわけがない。初めて聞く話もたくさんありましたし、あの時代の現場の熱量もたっぷり感じることができました。

 編集に力(愛)がこもっており、一冊の本という作品として見ても魅力的です。最初Kindle版を買ったのですが、すぐに紙の本も追加購入しました。これは私の宝物になりそうです。

Amazon ダンとアンヌとウルトラセブン

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2021.02.17

A TASTE OF HONEY 『SUKIYAKI』

220pxsukiyakiatasteofhoney ょっと古い音楽の話を続けます。昨日の「愛が命」と同じ年に、テイスト・オブ・ハニーの「今夜はブギウギウギ」がヒットしました。

 女性ベーシストと女性ギタリストを中心としたソウル・グループでしたが、その後男性陣が脱退して、結局女性二人組になってしまいました。そんな彼女たちの最大のヒットになったのが、80年の「Sukiyaki」。全米3位。

 言うまでもなく、元曲は坂本九さんの「上を向いて歩こう」。この全米1位の名曲をおよそ20年ぶりに思い出させてくれた功績は大ですね。

 今聴いてもなかなか素晴らしいアレンジです。オシャレなR&Bバラードと琴の音色の融合が印象的。

 そう、このお琴(箏)の音を聴いて、私はすぐに誰が弾いているか分かってしまいましたよ。June Kuramotoさんです。フュージョン・バンド「Hiroshima」の箏奏者です。

 私、Hiroshimaのアルバムを良く聴いていましたから、あの音色とパッセージで彼女だと確信しましたら、やっぱりそうでした。彼女、基本は生田流ですが、ある意味西海岸流というか独自の現代的奏法で実にかっこいいんですよ。

 

 さて、非常に興味深い映像があります。テレビ番組「ソウル・トレイン」での同曲の生演奏です。

 ここで琴(箏)を弾いているのは、クラモトさんではなくて、テイスト・オブ・ハニーのギタリスト、ヘイゼル・ペインです。それもエアーではなくてちゃんと弾いている!そして、めちゃくちゃ上手い!右手はギターのピッキングの要領でいいとして、このアレンジは左手がけっこう難しいのです。かなり練習したんでしょうね、クラモトさんのもとで。

 ジャニス・マリー・ジョンソンの着物姿と踊りもそれなりに様になっていて、ちゃんと専門家の指導を受けたことが分かりますね。

 

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