2023.12.09

冬木透 『夕日に立つウルトラマン』

 

 日の帰ってきたウルトラマンつながり。

 ウルトラマンシリーズは音楽も非常に優れており、日本男児の情操教育に大変寄与していると思います。

 特に冬木透さんの楽曲はすごい。クラシック、それもキリスト教音楽を専門とする作曲家が、フルオーケストラを使って「未来の大人」のために真剣に書いた曲たちは、今でも時代を超えて愛され続けています。

 冬木さん(蒔田さん)の音楽については、去年こちらに書きました。

 ウルトラ音楽術

 私はセブンの楽曲が全般的に好きなのですが、帰ってきたウルトラマンでも一部楽曲が引き継がれていましたね。また新たな曲にも名曲が多い。特にこの「夕日に立つウルトラマン」は、当時も今でも元気と勇気をもらえる佳曲ですね。

 戦争音楽としての行進曲は、こちらにも書いたように、戦争の代替としてのスポーツ音楽として発展し、また子供たちにとっての戦争代替である昭和ヒーローものに受け継がれていきました。

 今はヒーローものやアニソンはロックを基調としたものに変わっていますし、スポーツ番組もタイアップ曲がほとんどになってしまいましたが。

 行進する機会自体減っていますし、まあ、これからも残るのは甲子園くらいじゃないですかね。

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2023.12.08

帰ってきたウルトラマン 『第12話 怪獣シュガロンの復讐』

Th_img_4090 々に観ました。子供の時にはあまり印象に残らなかったのですが、なかなかの名作ですね。

 ウルトラセブンからの流れもあり、帰ってきたウルトラマンもかなり深く、単純な善悪二元論では片付けられない作品が並んでいます。

 これもそうで、車社会に対する一つの警告のような作品です。脚本は上原正三さん。あらすじはこちらをどうぞ。

 ゲストの美少女静香役は久万里由香さん。真理アンヌさん妹さんだそうです!すごい美少女姉妹。てか、三姉妹なんですね。真ん中のお姉さんもモデルなのだとか。お父さんがインド人です。

 劇中では画家の娘。そのお父さんは亡くなっており、遺された絵も焼けてしまう。そして、静香も死んでしまうというなんともやりきれない回。怪獣シュガロンは牛山画伯の魂の化身だったのだろうか…。

Th_img_4089_20231209170501 最後の二つ並んだ墓標のシーン、バックに富士山が見えます。見慣れた鳴沢村の富士山ですね。雪のデザインからして、三湖台あたりで撮影されたものと思われます。

 昭和の40年代、このあたり富士北麓も一気に開発が進みました。映像の富士山にもいくつかゴルフ場が見えますね。高速道路も開通し、観光地、別荘地もどんどん拡大してゆきます。そこに私は住んでいるのでした。シュガロンが怒らないといいですね。

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2023.12.07

『飄々と堂々と 田上明自伝』 田上明 (竹書房)

Th_81d7x7ecrrl_sl1500_ ロレス本は結構読んでいる方ですが、田上さんが自伝を出すとは正直思いませんでした。

 たしかに最近のトークショーでの田上さんのおトボケ発言はめちゃ面白く味がありましたから、こうして実際に本になって笑いながら、しかしなんともしみじみとしながら読めるようになって嬉しい…。

 いや、これ編集者が頑張ったと思いますよ。元々過去のことは忘れてしまうタチですし、面倒くさがり屋なところもありますから、取材は大変だったことでしょう。そして、文体、文章が良い!田上さんがボソボソとちょっと照れくさそうに喋っているのを聞くような心地よさ。

 あとファクトとしてのデータ的な部分を小佐野景浩さんがうまくフォローしており、そこに加えて今はYouTubeで実際の試合映像を観ることができますからね、いろいろと確かめながら読むことができました。

 相撲時代のこともかなり詳しく書かれており、ある意味現代的コンプラでは許されざることもたくさんありました。もちろん全日本プロレス時代は、それはそれで今のプロレス界ではあり得ないことが普通に起きている。

 そして、頼まれたら断れない人の良さ。負債を全て背負う男気。基本人の悪口は言わない。まさに飄々と堂々とですね。

 あっそうそう、このノリ、江戸の滑稽本に近いな。人情本かな。こういうスケールの男、今いるのでしょうか。

 その裏にある奥様のご苦労も目に浮かびますね。男を影で支える賢くたくましい女、今いるのでしょうか。

 今や良きおじいちゃんになった風情ですが(いや、まだ若いのに)、飄々と堂々と長生きしてほしいですね。馬場さんや鶴田さん、三沢さんの分も。

Amazon 飄々と堂々と 田上明自伝

 

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2023.12.06

グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』

Th_-20231207-152116 日で地元の文学講座は最終回でした。十返舎一九の「甲州道中記」を四谷新宿から大月まで読破しました。

 ずっと下ネタばっかりで、実に楽しかった(笑)。いい時代ですよ。今だったらぜったいコンプライアンスが許さない。差別やセクハラ満載ですが、それが実におおらかに展開されており、やられる方も黙っていない(笑)。

 それに比べて現代日本はなんと縮こまった窮屈な世の中になってしまったことか。どちらも行き過ぎはいけませんよね。

 で、今日は思いつきで、この明るく気さくで洒落た市民社会を形成していた時代、地球の向こう側ではどんな文化が栄えたかということを体験してもらいました。

 十返舎一九の時代はちょうどバロック時代ですからね。今日の本文にも三弦(しゃみせん)が出てきましたが、日本でも音楽が市民の嗜みになってくる時代です。

 ということで、聴講者のお一人にバロック・チェロを弾いていただき、私はヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾きました。江戸の滑稽本と、あまりに違う雰囲気でしたよ(笑)。

 こういう共時的に俯瞰する歴史学習って絶対面白いと思うのですがね。学校ではなかなかやりません。日本史は日本史、世界史は世界史。

 考えてみれば、昨日の「首」の時代にも、西洋音楽が入ってきていたんですよね。のちに鎖国になり、また政治の中心が東に移って、その影響はほとんどなくなりました。

 そして独自の発達を遂げる日本音楽。しかし明治維新、文明開化でまた一気に西洋音楽が流入してくる。両者の相克と融合の時代はいまだ続いています。

 で、今日は何を書こうかと思ったかというと、一昨日も紹介したバッハの「フーガの技法」を邦楽器でやってみたいということです。あの曲には楽器指定がありませんからね。

 一部はもう誰かやってるに違いありませんが、残念ながら全曲録音はないので、どなたかやってくれませんかね。案外合うと思うのですよ。

 というわけで、最後に、ある意味西洋音楽の楽器を使いながら、超変態的な演奏を実現してまったグレン・グールドのフーガの技法をお聴きください。

 最後の未完フーガを未完のまま突如終わらせているところがいいですね。最近は無理やり補完してしまう演奏が多いので。代わりに偽作の「BACHの名による前奏曲とフーガ」で締めているのもユニークです。

 それにしても、パイプオルガンでこの個性的なぶつ切りアーティキュレーションをやってしまうグールドって、やっぱり天才というか変態ですね。そして、それが非常に新鮮でカッコいいと来たもんだ。

 

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2023.12.05

『首』 北野武 脚本・監督・編集作品

Th_img_4079_20231206081501 …観てきました。面白かった〜。

 イオンシネマ、55歳以上は1100円なので助かります。年取ってよかった(笑)。来年には60歳以上の「シニア」サービスも受けられるぜ!w

 たしかに「首」がテーマですし、首がやたら飛んでました。最初の方のグロシーンは(観客全員)目を覆う感じでしたが、すぐに慣れてしまって滑稽にさえ見えてくるから、まあ人間というのは恐ろしいですね。戦争の現場なんか、こんなふうにいろいろ麻痺してくるのでしょう。

 しかし、たしかにこういう残虐さ、暴力、狂気がグルっと回って滑稽さや愛おしさになってしまうということは、よくありますね。特に日本文化においては。

 シナリオもよくできていました。もちろん歴史学的には全くあり得ないところもありますし、光秀ファンのワタクシとしても許せない部分が多々ありましたが、あくまでもこれはエンターテインメント。

 それもほとんど「お笑い」に近いエンタメですから、細かいことを言うのは野暮というものです。

 というか、現実の戦国時代は少なからずこんな感じだったのでは、とも思いましたね。

 たとえば、私も親しんでいる茶の湯や能は、いわゆる侘び寂びではなく、かなり「狂ってやがる」のではないかと。特に、この映画における「能」の効果的な使われ方のおかげで、なんとなく感じていた能のモノ性をはっきり確認することができました。お家元もかなり気合いの入った舞と謡でしたね。

 欲も暴力も、極まれば美となる。その美学の衝突こそが、戦国時代だったのかも。

 そうした日本的な止揚文化を、ずっと表現し続けている北野武監督。そして、そんな自分を照れながらも大好きなたけし。

 そう、彼の中で既にグルっと回っているんですよね。すごい人です。彼に出口王仁三郎を描いてもらいたいなあ。明智光秀からの流れで。

 

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2023.12.04

バッハ『フーガの技法』を見る

 

 幹線の中で思わず全部見てしまった動画。そう音楽を「見る」という面白さ。

 それも最も幾何学的であるとも言えるバッハのフーガの技法。さらにその名演奏(もちろん生楽器)。

 この演奏、昨年紹介していました。非常に画期的な、ある意味未来的な演奏です。

 バッハ 『フーガの技法』 (オランダ・バッハ協会)

 演奏映像だけでも十分に「見る」楽しみがあったのですが、こうして音楽自体を映像化していただけるとは。

 打ち込み音楽を映像化するのは簡単ですが、こうしたライヴな生演奏を映像化するのは、いくらAIを使ってもめちゃくちゃ手間がかかると思うのですが。

 そのプロレスについては、こちらに詳しく書かれています。すさまじい手作業だったのです。

 この動画から確認できることは、音楽(すなわち時間)は未来からやってくること、過去は残響に過ぎないこと、つまり「今」という点には過去の余韻と未来への予兆が含まれているということです。

 「今ここ」問題は、現代の科学や哲学、宗教、そして私自身の大きな課題なのですが、この動画を全て見て、ある重要なヒントを得ることができました。

 そして、音楽は天使でもあり悪魔でもあること。晩年のバッハが行き着いたのは、宇宙の、そしてその雛型たる私たち自身の、そうした二面性であり、しかしそれらは二項対立するものではなく、昇華されてプロポーションを生むものであるということだったのでは。

 また、抽象的な「音符」の世界と、具体的な「演奏」の世界も同様に高次で融合されるということ。

 この動画の作者は様々な時代の音楽を可視化してくれています。すごいですね。ぜひいろいろ見てみてください。

 YouTubeチャンネル smalin

 

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2023.12.03

香椎宮にて

Th_img_4045 日は福岡千早にてセミナーでした。

 本当に福岡の皆さんは感度が高く積極的、そして明るく温かい。実に気持ちよくしゃべらせていただいたものですから、5時間でも時間が足りませんでした(笑)。皆さんにとってもあっという間の5時間だったとのこと。

 さて、セミナーが始まる前に、せっかくですので千早駅のお隣にある香椎宮に行って参りました。

 ご存知のとおり、香椎宮は仲哀天皇とその皇后神功皇后を祀る神社。

 最初は特に神功皇后にフォーカスして参拝しようかと思っていたのですが(女性性と男性性の視点)、ふと本殿の裏に回ると、そこには全く想定外の「モノ」があり、そこから強烈なメッセージを受け取ることとなりました。

 そのモノとは、高松宮殿下と喜久子妃殿下お手植えの二本の御神木です。

 昭和51年6月とありましたので、香椎宮の宮司は木下祝夫でしょうか。木下祝夫は戦前から古事記の研究で有名だった宮司さん。1929年、ドイツ・ベルリンから帰国してすぐ、高松宮さまから研究出版費として有栖川宮奨学金を賜っています。

Th_img_4058 すなわち、ワタクシ的には、香椎宮は有栖川宮さまを通じて出口王仁三郎と、そして高松宮さまを通じて仲小路彰とつながるのです。

 これは全く想定していなかったことであり、偶然高松宮さまと喜久子さまのお手植えを発見して気づいたことでした。

 そして、その二本の夫婦木に手を触れましたところ、大変有り難いメッセージをいただくことができたわけです。

 さすが勅祭社。さらには貞明皇后さま、秩父宮さまゆかりのモノもあり、そこでも王仁三郎や安藤輝三とつながりまして、これまでの自らの不思議な人生をも振り返る機会となりました。

 不思議なお導きでありました。感謝。そして、もちろん「なんでもします。仕事回してください」とお祈りいたしました。

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2023.12.02

『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』 竹林亮 監督作品

Th_img_4037 日は福岡天神にて5つの耀わんのミックス水をお配りするというお仕事。謎すぎますよね(笑)。

 会場に到着すると、そこには全国からいらした方々が行列をなしておりました。今回一緒にブースを担当する一華五葉さんのファンの方々が、整理券を求めて早朝から並んでいるのです。

 一華さん人気に耀わん人気が加わって大変なことになっておりました。私はいつの間にか耀わん専属カメラマンになり、ひたすら皆さんのスマホをお借りしてパシャパシャし続けてることに。

 用意した紙コップ400個と、私の書いた使用説明書(?)400枚が、7時間でびったりなくなりました。福岡熱い!

Th_ogp_20231204134201 夜は福岡の友人たちにお寿司とお酒をご馳走になり、ホテルへ帰還。映画が見放題だったので、何気なくこの映画を観はじめたら、これが実に面白かった!

 ここのところ、ゴジラとか翔んで埼玉とか、ド派手な日本映画を観ていましたので、なんかホコっとしました。こういう小劇場的な作品もまた、邦画の醍醐味ですね。

 低予算でも、しっかりした脚本と演出と演技があれば、心に残る作品を作ることができる。劇場でもテレビでももうやらないかもしれないけれど、最近は動画サイトで配信され続けるので、こういう隠れた小名作を探す楽しみがあっていいですね。

 カメラを止めるな!以来のハイコストパフォーマンス映画でした。作る側も作りがいがあるというものです。実にいい時代とも言えますよね。

 タイムループものは古今東西いろいろあって、傑作が多いのも事実です(この作品の中でもいくつか作品名が出てきます)。おそらく、この規格化され、ルーティンワークに満ちた現代社会と、そして変化を望まない現代人の心理が反映しているのでしょう。

 山梨が誇るおっさん(笑)、マキタスポーツさんがいい味出しまくってまして、最後はホロッとさせられてしまいました。哀愁が可愛い。

 ぜひ皆さんもご覧ください。舞台でも観てみたい脚本です。

 

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2023.12.01

福岡のパワーの源は…

 日より福岡ツアーです。

 昼過ぎに新幹線で博多に着。知人二人と今後のイベントについてミーティング。

 今日は天神にて夜のプチセミナーです。40人近い方で満席。ありがたや。東京と岡山から友人がゲストとして駆けつけてくださりまして、大いに盛り上がりました。

Th_-20231203-110157 打ち上げ兼懇親会も天神の居酒屋にて。一華五葉さん御一行様も合流して、なんと出口王仁三郎の耀わんが5つ揃うという…最後はリッツ・カールトン福岡の最上階ラウンジでゴージャスな夜景を楽しみました。

 という感じで一日目から全開ですね。

 それにしても福岡の皆さんの食いつきの良さは尋常ではありません。実際この1年で一番呼んでいただいているのは福岡県なのでした。まさか自分も富士山と福岡を往復するようになるとは思っておりませんでした。

 で、今日もセミナーでも導入でちょっと話したのですが、私、高校時代から「まじで結婚しようと思っていた女性タレント(笑)」はみんな福岡出身(あるいは育ち)なんですよね!

Th_img_3986 富田靖子、松田聖子、椎名林檎、浜崎あゆみ…最近では橋本環奈…ってハシカンと結婚しようと思ってるのかよ!w

 地元の人たちに芸能人が多い理由を聞くと、まずはやはり明るく外向的であるということ、そしていろいろな文化を受け入れ認めるところ、目立ちたがりなところ、東京や大阪との適度な距離感(憧れと覚悟)あたりが挙がりました。なるほど。

 たしかに博多や天神なども、街や人全体の雰囲気が明るく自由な印象です。美味しいものもたくさんありますしね。

 今でもそのような政策が推進されておりますが、やはり歴史的に半島や大陸に近かったことも大きな要因でしょうし、実際そのようなDNAも流れていることでしょう。

Th_img_3991 今日お会いした方々の中にも、東京方面から移住された方が多くいらっしゃいました。たしかに東京よりも住みよいかもしれない。

 あと、空港が近いというのもいいですね。これだけの大都市でこんなに近くに国際空港があるところはありません。

 さて明日はおそらく数百人対象のお仕事です。楽しみたいと思います。

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2023.11.30

濱田あや 『デュフリのガヴォットとシャコンヌ』

 日から仕事で博多に4日ほど滞在いたします。そのために山梨から静岡の実家に移動。

 昨日の記事にも書きましたが、最近は西日本の方にお招きいただくことが多く、今まであまり触れなかった西日本の方々のスピリットや生活文化に触れる機会が増えました。

 日本をほとんど出たことがない私ですが、世界に出る前に日本国内でも行ったことがないところが無数にあるわけで、まずはそちらをしっかり体験していかねばと思うこの頃です。

 自分が慣れ親しんでいるジャンルでも、日本東西でかなり文化が違います。たとえば古楽。都留音楽祭を長年やっていた関係で、狭い古楽界ゆえの東西交流はあった方だと思います。しかし、それでも知らない伝統がいろいろありますね。

 関西方面の古楽文化の中で忘れてはいけない存在が、濱田あやさんだと思います。芦屋の出身。芦屋や神戸女学院の独特な文化については、仲小路彰関係で原智恵子に触れまして、あらためてその深さや東京文化との違いに感銘を受けているところです。

 濱田さんは神戸女学院を卒業後、ジュリアード音楽院に進み、今もアメリカを拠点に活躍しておりますが、フランスのレザール・フロリサンで演奏していたこともあって、フランスものには格別なセンスの良さを発揮しているように感じます。

 原智恵子もフランスに留学して同国の音楽を得意としておりました。彼女のフランスバロックものは、さすが本場のクラヴサンの伝統を感じる素晴らしさがありますね。ちなみに帰国した智恵子が唯一教鞭をとったのが神戸女学院です。東京芸大からの誘いは断ったとか。

 神戸には明治時代から多くのフランス人が住んでいましたから、フレンチな食や映画、音楽などに慣れ親しんできた歴史があるのでしょう。

 というわけで、濱田あやさんの、実にフランス的な演奏を鑑賞いたしましょう。デュフリのクラヴサン曲は、クープランやラモーほどは知られていませんが、とても素敵な佳曲ぞろいです。中でもこのシャコンヌは有名ですね。その前にとてもエレガントなガヴォットが演奏されます。フランスのエスプリをご堪能ください。

 

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