2019.03.15

第1回 赤津 眞言 古楽オーケストラ(器楽・合唱)夏期講習会

 愛するバロック・ヴァイオリニスト赤津眞言さんから久しぶりにメールが来ました。
 赤津さんが今年の夏、浜松で古楽オケの夏期講習会を開催するとのことです!
 ちょうど、一昨年終わってしまった都留音楽祭の後継音楽祭のことを、いろいろと画策していたところでしたし、そんな中、赤津さんのお名前も挙がっていたところでしたので、日本とオランダ、遠く離れたところでまさに以心伝心、何かが伝わったのかもしれませんね。
 器楽と合唱、アンサンブル…まさに私の理想とする音楽祭の形です。私自身、ぜひ参加して勉強させていただきたい。
 都留でもお世話になった(一緒に遊んだ?)チェロ&ガンバの武澤秀平くんもアシスタントとして参加とのことです。これは実に楽しみですね!
 古楽仲間の皆さん、ぜひご参加ください。

 Baroque Orcherstra Seminar 2019~全国の古楽を愛する仲間とオーケストラを学び、アンサンブルを楽しむ~ 2019.8.15〜18 @浜松

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 赤津さんのオケの素晴らしい演奏もお聴きください。この生命感こそ、赤津ワールドです。これを生体験できるなんて、最高ですよね。

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2019.03.14

唐猫

Th_img_3560 大の入試問題の続きです。第二問古文は闌更編『誹諧世説』より「嵐雪が妻、猫を愛する説」が出ました。

問題

 誹諧世説は蕉風の復活に尽力した俳人、高桑闌更がまとめた有名な俳人の逸話集です。嵐雪というのは、芭蕉の弟子服部嵐雪のことです。
 本文は、嵐雪の奥さんが異常に唐猫を溺愛したのを、嵐雪がある意味嫉妬したんでしょうかね、奥さんが外出したすきにその猫をよそにやってしまうという話です。猫狂いですね。我が家と一緒です(笑)。
 まあ、私も猫狂いのカミさんに猫以下の扱いを受けていますから(笑)、嵐雪の気持ちもわからないではありませんけれども、さすがにやりすぎかなあ…。結局バレちゃってますし。
 ところで、古文によく出てくる「唐猫」ってどんな猫なのでしょう。
 実はよくわからないのです。源氏物語の若菜にも「からねこ」が登場しているんですが、どんな猫なのかはっきりわかりません。

「からねこの、いと小さく、をかしげなるを」
「唐猫の、ここのに違へるさましてなむ侍りし」

 とりあえず外来種ということで、日本の猫とは違う外見だったことはわかります。一説では黒猫のことかとも。のちに描かれた絵巻物や絵本では、ぶち猫や三毛猫が描かれていますが、それだと日本猫と変わらないような気がします。やっぱり黒猫だったのではないでしょうかね。
 ちなみに枕草子には「猫は、上のかぎり黒くて、ことはみな白き」の一文があり、背中は黒くてあとは白い猫がいいとされていますが、まあこれは清少納言の好みなのでしょう。
 ちなみに我が家の「唐猫(舶来猫)」は、やはりチョモでしょう(上の写真)。黒猫で長毛。もしかすると、源氏物語の唐猫もこんな猫だったかも?さすがにそれはないか…。

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2019.03.13

是枝裕和「ヌガー」

 稲田出身の是枝監督の文章が東大の国語の問題として出題されました。あっ、大学院は東大なんだ。「ヌガー」の全文。対談集に所収のエッセイです。
 これがまたいい文章でして。さすがですね。映像的です。そのまま映画のワンシーンになりそうな文章。風景と味覚が心の動きを象徴する。人間の存在や成長、邂逅と別離を実に端的に共有してくれます。
 昭和の天才たちと比べて、平成の天才たちは文才がない…などと、自分のことは棚に上げてかこちておりましたが、いやとんでもない。こういう人がちゃんといるのだなと思いました。すみません。
 というわけで、これも数分で読めてしまう「短編映画」ですから、ぜひお読みください。
 こういう文章についての問題を解くのは野暮でしょう。東大に入りたいのでなければ。

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「誰も知らない是枝先生」世界的映画監督から学ぶ、物の見方・考え方


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2019.03.12

科学と非科学のはざまで…

20190314_110728 ういう季節になりまして、ウチの学校でも卒業生の進路がほとんど決まりました。
 今年は東大受験者はいなかったのですが、東大の国語の問題が大好きなワタクシは当然のごとく解いてみました。
 今年もまた良問ぞろいというか、良文ぞろいで楽しく読ませていただきました。解くのはそれなりに大変ですけれど。
 今年びっくりしたのは、文系の第四問に是枝裕和監督の文章が出たことです。言うまでもなく「万引き家族」の監督さんです。とってもいい文章だったので、これは明日にでも紹介しましょう。
 さて、第一問ですが、中屋敷均さんの「科学と非科学のはざまで」からでした。これは、私の「モノ・コト・トキ」論に近い内容でしたので、うんうんとうなずきながら読ませていただきました。
 中屋敷さんの文章とワタクシの論の関係を簡単に図式化するとこうなります。

科学・秩序・固体・氷・静的・形・不動・真実・分かること=コト
生命・縁(ふち)・間(はざま)・水・特殊・複雑性・多様性=(トキ)
非科学・無秩序・カオス・気体・水蒸気・動的・無明・分からないこと=モノ

 最近ようやくモノとコトの間に「トキ」を置くことを思いつきました。生命の本質に日本語から迫ることができそうな予感があります。
 どうぞ皆さんもこちらから本文をお読みください。私たちが「はざま」を生きていることの喜びが分かると思います。

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2019.03.11

3.11から8年

 年もまたこの日がやってまいりました。1000年に一度とは言いませんが、100年単位では間違いなく最大級の自然災害だった東日本大震災。
 逆に言えば、100年に一度はどこかでこのような大災害が発生すると考えていた方がよいわけです。まさに忘れた頃に…ですね。一人の日本人の人生の中で、場合によっては二度こういうことを体験する可能性があるわけです。
 では、原発事故はどうなのでしょうか。やはり100年に1回は覚悟しなければならない天災なのでしょうか。言うまでもありませんね。
 さて、今日非常に興味深い内容だったのは、虎ノ門ニュースのスペシャル番組における青山繁晴さんの発言でした。いったい何が問題だったのか。原発自体が問題なのか、それともそれを取り巻く人間が問題だったのか。
 この青山さんの発言も、もちろんある側面でしかないのは分かりますが、ただ、その側面を非常に近距離で見た人の発言として注目されます。ぜひお聞きください。9分あたりからどうぞ。

 

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2019.03.10

「うわさのチャンネル」より タモリの中国語講座(追悼 ザ・デストロイヤーさん)

Th__20190311_133320 日は日テレG+で「ジャイアント馬場没20年追善興行」の放送をたっぷり堪能させていただきました。
 いろいろ感慨深いシーンの目白押しでしたが、特にアブドーラ・ザ・ブッチャーさんの引退セレモニーは泣きましたね。スタン・ハンセン、ドリー・ファンク・ジュニアをはじめ、往年のライバルたちが勢揃い。また、かつての馬場さん関係の興行では考えられないゲストが登場し、本当に馬場さんの、そしてブッチャーさんの人柄の素晴らしさを感じさせる名シーンでした。
 最後、ブッチャーさんのファンへのメッセージが「親を大切にしろ!」だったので、心から感動してしまいました。なるほど、レスラー生活の最後に伝えたかったことはそれだったのか。
 セレモニーの中で、ザ・デストロイヤーさんからメッセージが紹介されましたね。動画がありましたのでぜひ。このあと1ヶ月もしないうちに旅立たれてしまいました。

 さて、往年のデスといえば、テレビのバラエティーでの人気者という一面もありましたね。私もどちらかというと、そちらのデスさんの方から入った少年でした。
 和田アキ子さんや徳光和夫さんとの「うわさのチャンネル」の貴重な映像がありましたので、こちらもぜひ御覧ください。デスさんの出番はそれほどありませんが。
 まあメジャー・デビューしたばかりのタモリさんの恐るべき才能には舌を巻きますね。やばいでしょう。それをいなすあべ静江さんの美しさも異常(?)です。そのほか、松本ちえこさんの可愛らしさ、いや和田アキ子さんの可愛さにも唖然です(笑)。いい時代でしたね。ひどい時代とも言えますが。ハラスメントだらけですよね。それが笑いで昇華されていた時代なのでした。

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2019.03.09

格安スマートウォッチ

Th_ は1000円で買いました。けっこう便利ですよ。スマホ(iPhone)と連動して、面白いことがいろいろできます。
 まず便利なのは、iPhoneの電話やメール、LINEなどの着信を腕に振動で伝えてくれることです。そして小さな画面にちゃんと発信者の名前やメッセージの冒頭が表示されますので、iPhoneを開くべきかどうかそこで判断できます。無駄な動きがだいぶ減りましたね。
 それからいわゆるスポーツウォッチ的な使い方。脈拍や血圧、歩数などを計測できます。それはアプリと連携して記録されます。睡眠の記録も面白いですね。もちろん目覚まし機能などもあります。
 iPhoneとの接続もアプリから簡単にできました。充電はベルトをはずすとUSB端子が出てくるので、それを充電器に刺すだけ。ただ、この製品はベルトをはずすのに力とコツが必要です。ちょっとキツすぎるかな。まあ、防水機能のためにはいたしかたないか。
 中国製のこういうタイプが無数に売られています。基本的な機能は一緒ですので安いのを探して購入するといいでしょう。
 あとはバッテリーを含めてどの程度持つのかということでしょう。それにしても最近、ウチには中国製の電気製品が急速に増殖しつつあります。日本も頑張らなきゃ。いや、もういいのか。おまかせで。

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2019.03.08

追悼 ザ・デストロイヤーさん

 和の偉人の訃報が続きます。力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木と戦い、そして、大の親日家でテレビでも大人気だった、ザ・デストロイヤーさんが亡くなりました。

 試合を振り返るのもいいですが、私はこのシーンが印象に残っています。東日本大震災の直後に行われた復興プロレスでのデストロイヤーさんの勇姿です。

 デストロイヤーという名前とは正反対に、破壊されてしまった日本を立て直すために笑顔を振りまいてくれました。この26人バトルロイヤルという祝祭的空間も含め、プロレスのパラドックスというか、言語や形式を超えた奥深さを不思議と感じたシーンでありました。
 ご冥福をお祈りいたします。
 

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2019.03.07

追悼 森山加代子さん

 和の名歌手がまた一人旅立たれました。
 昭和は遠くなりにけり。当たり前ですよね。もうすぐ昭和は二時代前になってしまうわけですから。昭和時代の私からすると明治時代なんですからね。
 森山加代子さんと言えば「白い蝶のサンバ」が有名ですが、コミカルな楽曲でも人気を博しました。

 デビュー曲はミーナのカバーで「月影のナポリ」。マネージャーさんとご結婚されてからもライブは続けており、数年前までテレビでもこのデビュー曲を歌っておられました。

 ご冥福をお祈りします。

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2019.03.06

細野晴臣 『HOCHONO HOUSE』

Th_71qgmxyl0ql_ss500_ うコメントのしようがないほど感動してしまいました。
 いろいろ語りたいけれど…そう、1曲ずつ語りたいけれど…語るとなんかもったいないというか、そういう私の言語のレベルに引き下げてしまうのは申し訳ないというか、恐れ多いというか。
 そう、私がいろいろ語るまでもありませんね。細野さんご自身の興味深いお話をぜひお読みください。
 

細野晴臣が語る、『HOSONO HOUSE』リメイクとサウンドの大変革「まだまだすごい音がある」

細野晴臣が語る、『HOCHONO HOUSE』完成後の新モード「音楽の中身が問われるようになる」

 ただ一言、語らせていただくなら、まず私のような凡人が考える、デジタルとアナログとか、機械と人間とか、そういう対立軸なんて、もともと細野さんにはないわけですよ。そんな次元でとらえていない。
 そう、だからYMOがああなんですよ。やすやすと軽々とそんなくだらない対立軸を越えている。乗り越えるんじゃなくて飛び越えている。
 あっ、それでもこれだけは言わせてください(笑)。
「福は内 鬼は外」で細野さんは「鬼も内」と歌詞を変えています。そう、「鬼も内」といえば、出口王仁三郎ですよね。影響があったというより、そういう次元、境地なのでしょう。

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