2020.03.31

ザ・ドリフターズ 『(コント)四季の歌』

 

 村けんさんの笑いのセンスとともに音楽的センスがうかがえる動画です。

 もともとビートルズの来日公演の前座をやるほどのバンドであったドリフ。ここでもそのテクニックとセンスを存分に聞かせて(見せて)くれます。

 特に冒頭、志村さんのワウ・カッティングは、もろにファンクですよね。いやあ、子供の時には全くそんなこと分からなかったけれど、今になってみると、このコントはホントすごいですねえ。

 コーラスワークも見事ですし、長さんの語りはいつも絶品。アドリブなんですよね、ほとんど。

 こういう多才かつ多彩なタレントさん、お笑い芸人さんは、今ではすっかり減ってしまいました。

 つくづく私はいいものを観て、聴いて育ったと思います。楽器を自然に始めたのも、今でもバンドをやっているのも、ドリフがきっかけなのでした。ちなみにウチの娘たちも、ほとんどドリフとバカボンだけ観て育ちましたので、あんなふうになってしまいました(笑)。

 あらためて、志村けんさん、ありがとう。

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2020.03.30

追悼 志村けんさん

Th_ref_l 当に残念でしかたありません。今日は、志村さんがザ・ドリフターズに正式加入して、ちょうど46年の日でした。

 全ての世代に説得力のある死でした。それはまるで私たちに警告を発しているかのようでした。

 最期まで、自分のことより世の中の人のことを考えていたのでしょう。本人も無念だったと思いますが、しかし、このような形で、私たちにメッセージを伝えてくれたことには、素直に感謝しなければなりません。

 訃報に触れた時、私はこんなツイートをしました。

 

志村けんさん、今まで本当にありがとう。

キリストの時もそうですが、我々人類はいろいろと気づくのが遅いのです。

さあ、気づきましょう。

 

 多くの方が、なぜか「怒り」を覚えたようです。私もそうです。娘たちもそうでした。

 キリスト教の物語の中での「怒り」や、戦争における「怒り」の表現が決して正しかったとは言いません。しかし、今回は相手がウイルスです。ウイルスは「意識」によって増殖もし、死滅もします。これは事実です。私たちがいかに一丸となって戦いに挑むのか。

 最終的には志村けんさんが日本を救ったということになってほしい。まさに万人に愛され、感謝され、そして命を賭して世を救った「神の子」として語り継がれることを望みます。

 そのためには、本当に一人ひとりの「意識」を変え、そしてそれを集めることです。

 ご冥福をお祈りしつつ、決意を新たにしているところです。

 最後に、ファンクの伝道師としての志村さんを偲ぶ動画を一つ。日本の音楽界への影響も多大なものがありました。

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2020.03.29

『翔んで埼玉』 魔夜峰央原作・武内英樹監督作品

 

 玉から東京への移動自粛は平日も。なんだか、この映画とは逆の方向に動いていていますね。関所ができるということですから。

 映画見放題の天国生活をしている次女と一緒に観ました。なるほど面白い!涙を流しながら笑いました。

 ディスり、自虐も、徹底すると絶品のユーモアとなるといういい例ですね。いい人間関係の特徴は、お互いにバカにしあえるということです。極端に言えば「死ね!」とお互いに笑いながら言える。なんだかんだ埼玉と千葉って仲がいいのかな(笑)。

 この映画、観ながら感じたのは、これは世界史、日本史の戯画化ですね。世界の帝国主義や独立戦争、革命は、たしかにこんな感じで起こったのでしょう。そういう観点での鑑賞にも耐える名作だと思いました。

 象徴的なシーンがこれ。これは戦国時代そのままですね。

 

 ちなみに、群馬や茨城などが埼玉以上にひどい扱いを受けていますが、話にも出ない山梨はどうなるのでしょう(笑)。

 いや、この前、東京都知事を中心としたビデオ会議には、山梨も呼ばれましたね。逆に群馬、栃木、茨城は呼ばれなかった。あの時、山梨が東京に隣接しているということを初めて知った人も多いのではないでしょうか。さすが陸の孤島、流刑地ですね(笑)。

 あっそうそう、映画の中でほんの一瞬、山梨が映りましたよね。それも富士吉田。どうもあそこも埼玉化したようです(笑)。

 この映画、埼玉県民はかなり好意的に受け入れていました。そういうところが埼玉の良さではないでしょうか。なんだかんだ心が広いということでしょう。私もある意味ルーツが埼玉の小川町なので、なんとなくシンパシーがありますよ。

 それにしても、魔夜峰央さんってすごいですね。

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2020.03.28

『感染爆発 パンデミック・フルー』 (NHKスペシャル2008)

 

 昨日、昨日に続き、もう一つ新型インフルエンザのパンデミックをシミュレーションした映像作品を。しつこくてスミマセン。

 昨日の「感染列島」と同じ時期に作られたドラマです。これはNHKスペシャルの「シリーズ 最強ウイルス」の第一夜として放送されたものです。

 正直、「感染列島」よりも現実的に描かれていますね。やはり問題は医療崩壊のようです。日本の「ダラダラ作戦」は、こういうことを避けるためのものです。つまり、ずっと前から、こうなったらこういう方針でいくというのが決まっていたということですね。

 最後、横浜港に外国籍のクルーズ船が入港するあたり、なんだか予言めいています。いや、そういうことも当時から想定されていたということでしょう。受け入れることも。

 さて、これから現実の日本は、ここ数日で紹介した映像作品のように医療崩壊を招いてしまうのか、それとも新型が新型と言われなくなって共存していくことができるようになるのか。まさに「瀬戸際」にいるのでしょう。

 ちなみに「瀬戸際」の「瀬戸」とは、「せまいところ」ということで、陸地に挟まれた狭い海峡を表す言葉です。要は海に落ちるか落ちないかの際ということですね。

 ついでに言うと、「際(きは)」という日本語は、何かに接する領域を表す言葉です。すなわち、「○際」は「○」自身ではなく、「○」に接する「○」ではない部分を表します。

 ですから、皆さんも学校で枕草子の序段を勉強した時に覚えたと思うのですが、「(やうやう白くなりゆく)山際」は「山に接する空の部分」なのです。「窓際」も「窓」自身ではありませんね。

 「瀬戸際」も「瀬戸に接する陸地の部分」となります。まだ海に落ちていないのです。

 

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2020.03.27

『感染列島』 瀬々敬久監督作品

 

 日の「復活の日」の約30年後の平成の日本映画はこんな感じなんですね。正直、テレビドラマのレベルです。

 公開当時、いやその後最近まで10年間ずっと酷評されてきたこの映画、令和2年3月の今になると、それまでとは全く違った観点で「これはすごい」ということに。

 まずコウモリが感染源らしいところが「リアル」。院内感染、医療崩壊、非常事態宣言、都市封鎖、イベント中止、自宅待機、買い占めパニック、デマ、風評被害…以前は「こんなこと起きないだろ」と思っていました。それが、ここまで「リアル」に感じられるようになるとは。

 まだ、新型コロナ感染症の日本での死亡率は世界最低レベルの0.035%なのに、すでにこれですからね。この映画のように致死率25%とかになったら、どうなってしまうのか。

 それでもたしかにツッコミどころ満載の映画ではありますが、まあ予言と考えれば、それなりの価値があると思います。

 たしかに我が人類は、常に新しいウイルスと戦い、そして最後は共生するようになってきたわけですよね。なにより、医療関係者、そして研究者の皆さんの努力のおかげです。つい忘れがちなそんなことを思い出すのにはいい映画なのかもしれません。

 あと懐かしいなあと思ったのは、主題歌のレミオロメン「夢の蕾」ですね。いい曲なんですよ、これが。名曲。

 

 

Amazon プライムビデオ「感染列島

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2020.03.26

『復活の日 VIRUS』 小松左京原作・深作欣二監督作品

 型コロナウイルス騒動で思い出すのは、やはりこの映画でしょう。

 「イタリア風邪」と称されるウイルス兵器による肺炎で世界が滅亡するお話です。パニックを起こすミラノや、戒厳令が敷かれ医療崩壊していく東京など、なんだか妙にリアルですね、今になると。

 40年前の日本映画です。この時代の日本映画ってすごかったんですね〜。南極を始めとする世界中でのロケ、本物の潜水艦を使っての撮影など、CGでは表現できない「リアル」さを改めて感じる次第です。

 そして草刈正雄がかっこいい、オリビア・ハッセーがかわいい。

 

 

 

 しっかし、とんでもない結末ですよね。まさかのまさかの展開。

 その後の日本で「目に見えない敵」として私たちを脅かす「放射性物質」と「ウイルス」が主役でありあたり、まあ見事な予言映画になったとも言えますね。米ソの冷戦が終結した今からすると、こうして人類が滅亡したあとに報復合戦が行われ、それが結果として人類の復活のきっかけになるという皮肉もまた面白い。

 さすが小松左京です。

 こちらで全編見られますが、字幕がないので英語が苦手な私はちょっと辛い。アマゾンのプライムビデオでも無料で鑑賞できますから、会員の方はぜひそちらで。

プライムビデオ「復活の日」

 

 

 ちなみに、コメンタリーが抜群に面白いんですよ。やっぱり撮影の木村大作さんね。今でもこの毒舌とユーモアは健在です。

 

 

 

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2020.03.25

新型コロナウイルス情報 その5

Th_unnamed1 型コロナウイルスについて時々書いてきました。今日は久しぶりに情報その5として書きます。

 「その4」を書いたのは、もう1ヶ月以上も前。その間、もちろんちょろちょろ小出しにはしてきましたが、今日は少しまとめてみたいと思います。

 というのは、ようやく書けるようになってきたのです。「その2」に書いたように、私のところに入ってくる(怪しい?)情報は、最初から「アメリカ製」説でして、その後のストーリーもそうして見ると納得のいくものでした。

 「その2」の最後に「殺されないように」なんて冗談めかして書いていましたが、今はもうそういう危険性はなくなったようです。公然と言われるようになりましたからね。

 とはいえ、詳細までは書けませんので、あらすじだけまとめたいと思います。これから書くことは信じていただかなくて結構です。嘘だと思って読んでください。

 

 昨年秋、米中の経済冷戦が継続している中、トランプ大統領は中国経済に打撃を与え、さらに習近平の日本への国賓訪問を中止させるため、生物兵器研究施設のある武漢において、その施設から新型ウイルスが漏れたかのように見えるよう、アメリカ軍にウイルス兵器を持ちこませた。

 武漢を中心に中国が新型ウイルス兵器の打撃を受けた。中国は報復として、同ウイルスをアメリカ西海岸に持ち込んだ。その後、アメリカで感染が拡大。

 3月に入って、12日に中国外務省が「アメリカ軍が武漢に持ち込んだ」とツイートし、それに対しトランプ大統領は16日「中国ウイルス」という表現を使ってそれを否定。18日には中国の感染症専門家である鍾南山氏(写真)が「このウイルスは中国で感染が広がったが、発生源が武漢であるという証拠はない。科学と政治の問題は分けて考えるべきだ」と延べ、 言葉の上でも泥仕合が続いている。

 

 正直、日本や韓国、イタリアをはじめ世界中の国は、とばっちりを受けた形です。イランは微妙ですが。

 最初にしかけた方が相手のせいにするのは、戦争の始まり方としては常道ですね。日本が関わったものだけでも、満州事変の柳条湖事件や日中戦争の盧溝橋事件、大東亜戦争の真珠湾攻撃など、いまだに(本当に)どちらが仕掛けたのか議論になるほどです。

 これがウイルス兵器となると本当に「足がつかない」。さかのぼりようがないので、結局言葉の泥仕合になってしまう。日米どちらが正しいのか、あるいは第三者(国)が関与しているのか。もうほとんど陰謀論になってしまうのが、現代の現実の戦争なのです。

 世界を巻き込んでしまったということでは、これは第三次世界大戦とも言えます。泥仕合がエスカレートして、もし世界が中国側とアメリカ側の二派に分かれてしまうと、なんだか過去の二度の大戦と同じような図式になってしまいますよね。

 基本的に秘密裏に計画され、情報が隠蔽される戦争においては、被害者(巻き込まれ含む)がその情報の少なさに疑心暗鬼になって、憎悪の物語が醸成されてしまうということがよくあります。

 まあ、今回のウイルス騒動ではそんなことにはならないと信じていますが、それでも人の心はどの時代においても不安定なものです。

 核兵器の時代、あるいは核抑止論の時代は終わったかもしれません。しかし、もしかすると、これからは新型ウイルス製造能力や情報の操作能力を競い合い、それでもって牽制し合う世の中になるのかもしれません。なんだか、いやですね。いずれにしても、刀や鉄砲の時代とは違って、他人を攻撃することが、自分の命をも奪うことになるわけですから。

 とりあえず東京オリンピックが延期になり、最大の経済的とばっちりを受けたのは日本だったということになりそうな気配ですが、まあ、アメリカも中国もそんなことはどうでもいいのでしょうね。まあ、頑張ってという感じでしょうか。

 つくづく日本という国は、いろいな試練を初めて受ける国ですね。原爆、サリンテロ、大地震に津波、そしてウイルステロのとばっちり。そして、そこから見事に立ち直るのもまたお家芸なのでして…(苦笑)。

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2020.03.24

『BANANA DIARY』吉本ばなな (幻冬舎)

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 日のエリーさんと同じく、昨年末の「宇宙人忘年会」においでくださった吉本ばななさん。

 その時ばななさんからいただいたのが、このダイアリー。

 2020年3月から2021年4月まで使えるものでしたので、ようやく使う季節になりました。

 使い始める前の2ヶ月間も放置していたわけではありません。いろいろなところに散りばめられている「ばなな語録」や、アートをパラパラと眺めるだけでも充分楽しい。

 そして、そんな時間に夢見るのは、ここにどんな自分の未来が書き込まれて、そして過去の記録になっていくのだろうということ。

 それだけでも、とっても意義深い。そんな助走を経て、いよいよ始まった「今」は、なんとコロナ一色。まさかこんな未来が来るなんて…。

 いつまでコロナ色で塗り尽くされるのてしょうかね。それを想像するのも楽しい。東京オリンピックがこのあたりにあるはずだったのに…なんて考えるのも一興。楽しみは先延ばしになった方がいいのかも、とポジティブな思いも湧いてきます。

 それにしても、このダイアリーのいいところは、やはり自分のものではない「言葉」や「絵」が先にあるということでしょう。

 どうしても「日記」というものは、「自分」でいっぱいになってしまいがちです。たとえば、以前、真っ白な文庫本(マイブック)を買って、自分史を小説仕立てにしようかと思ったことがありましたが、なんと2ページでやめました(笑)。無理でした。

 考えてみれば、毎日の生活というのは自分だけで成り立っているのではありません。いろいろな想定外の他者や自然の中に自分があるからこそ、様々な彩りが生まれるわけですね。

 その点、このダイアリーは、すでにそこに「世界」があって、そこに自分を立たせたり、歩かせたり、笑わせたり、怒らせたりできるわけで、そこにはある種の安心というものもあるわけです。

 また、自分にだけ目が行きがちな「日記」と違って、客観的に自分を見ることができますし、たまたま出会った言葉や色や模様から、ふと慰められたり、諭されたりすることもあるわけです。

 散りばめられた言葉たちが、決して罫線に従うことなく、自然に存在しているところは、まさに予想外にばったり出会ったように感じさせるから、また面白い。

 美しい海や森や宇宙のようにデザインされたページは、文字を書くことを拒否する場合もあります。だからこそ、ふと絵を書いたり、線をひいたり、写真を貼り付けたり、レシートを貼り付けたりできる。

 自然と、とても立体的な「ハイパー日記」になってゆくのです。そして、1年経った時、そこには世界で一つの「物語」が完成する。なんとも素敵な世界ですね。

 ばななさん、ありがとうございました。ばななさんらしい、さりげない思いやりのある「物語のキャンパス」です。

Amazon ばななダイアリー

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2020.03.23

「エリー学園」開校!

Th_20200316115050 宮エリーさんが学校を立ち上げる!

 さっそく私も…と思いましたが、いちおう同業者というかライバル?なので、まずはスパイに我が娘を送り込むことといたしました。

 とにかくとっても楽しそうですし、なにより私が考えている「(既成の)学校をぶっ壊せ」プロジェクトと通じるところが多分にあります。近いうちにエリーさんと飲みながら、じっくりその辺を話そうと思っております。

 そんなこんなで、エリーさんからも「宣伝して!」ということですので、大いに宣伝します!

 私がいろいろ言うより、まずはホームページをご覧いただきましょう。

エリー学園

 うっひょ〜。楽しそう!ゲストもすごい!部活もいいなあ…。

 まあ、なにしろマルチで、ご自身でもご自身のお仕事がなんなのか分からないというエリーさん。昨年末、ご縁をいただいて飲みながらいろいろお話して分かったんですが、彼女はとっても純粋で繊細で、コンプレックスも素直に持っていて、やはりそういうところが「クリエイティブ」の源泉なのだなと確認させてもらいました。

 ご自身は「誰か私をプロデュースして!」とおっしゃっていましたが(笑)、こうして「誰かをプロデュースする」方に回る、それもさり気なく「自分はトレーニング機器を準備するだけ」というあたり、なるほどこれこそ「教育」の原点であり、大村はま先生のおっしゃる「仏様の指」なのかなと思った次第です。

 4月から何かに挑戦してみたいと思っている方。どんな場面でも困らない「神通力」を身につけたい方。知らない世界を見てみたい方。コンプレックスを創造力に変換したい方。ぜひ、門を叩いてみてください。てか、自分が一番入学したい(笑)。娘がうらやましい(入学できるかわかりませんが)。

 願書受付は31日まで。29日に第2回説明会がありますよ。

エリー学園 大宮エリー学長よりごあいさつ

 

エリー学園第1回入学説明会

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2020.03.22

マスク=魔好く(?)

Th_unknown_20200323104801 ょうど100年前の1920年1月の出口王仁三郎の発言を紹介します。

 昨日の峰宗太郎さんのお話とは大違い。科学の反対側の話なので、もちろん大笑いしながら読んでいただいてもかまいません。

 ご存知のように、1918年から20年まで、全世界でインフルエンザA型(通称スペイン風邪)が大流行し、全世界の人口の3割近い5億人が感染し、死者は1億人とも言われています。とんでもないパンデミックですね。

 日本でも36万人が亡くなりました。皇族の中にも死者が出ています。竹田恒泰さんのひいおじいちゃんです。

 そんな大禍のさなか、王仁三郎は「神霊界」において次のような発言をしています。まず、大正9年の元旦号。

 

 昨年の神諭に医者と坊主と葬式屋の豊年が来るからと日ふて警告されて在つたが、弥々実現し出したとは実に残念な事である。世界は兎も角として日本内地に於ける恐るべき流行性感冒は漸く猖獗の兆を現はし、現に綾部から目と鼻との間に在る新舞鶴町にさへ、日々十人平均の死者が出来るやうに成つた。今後気候の激変に連れて益々蔓延と共に悪性化せむとするで在らう。国民は益々衛生上の注意を怠らざると共に正しき浄き神の信仰に依りて、心身の健全を計らねば成らぬのである。政府当局では愈々となれば今度こそは総ての興行物を停止し、学校も休校を断行し積極的に防遏の手段に出られたいと共に、敬神的の行動を国民が採る如うに注意して欲しい。

 

 興行の停止、学校の休校をすすめているあたり、今の政府の方針と一緒ですが、さすがに「敬神的行動」をとるようにとは安倍首相は言えませんよね(笑)。

 ちょっと前に書いたように、王仁三郎は「戦争と流行性感冒とはつきもの」として、霊のしわざと考えていましたから(宇宙的視点、モノ・コト論的にはそのとおりだと私も思います)、当然といえば当然の発言です。

 同じ月の20日号では次のような興味深い発言をしています。

 

 本年の流行性感冒は余程猛烈を極めて居る。就ては其伝染を防ぐ為にマスクを使用せぬ者は電車に乗る事を禁ずると云ふ府県令が出たり、全国に防疫官が派遣されると日ふ大騒ぎで在るが、マスクの使用も結構かも知れぬが、夫れよりも日本国民は精神をマスクに持ち変ヘてマスクな惟神の大道を歩めば決してそんな猛悪な風邪神に征服される気遣ひは無いのである。

 マツソンの流感に罹つた連中が敬神尊皇の大義を忘れて了つて、不健実な害国思想に心酔して居ると終には神を軽んじ、大君の大恩を忘れ、悪神に乗ぜられて大切な生命までも抹損せなければ成らぬやうになるので在る。

(中略)

 吾人は大本神諭を反覆熟読して倍々神の力依らねば成らぬ事を深く感ぜざるを得ないのである。又た大阪では十五万人の小学生徒が一時に学校を休んで、マスクを面部に当て居る。全然六道の辻をさまよう亡者の精神に成つて悪神を撃退するが目下の最大急務である。又たマスクは国音「魔好く」に通ずるものである。

 

 マッソンとはフリーメーソンのことであり、スペイン風邪はフリーメーソンの陰謀であるということのようです。ある意味、今SNS上で流行している「◯◯が悪い!」というのに通じていますね。人は、得体のしれないモノに遭遇すると、誰かのせいにして納得しようとするものです。

 そんな中でも、「マッソン・抹損」、そして「マスク・魔好く」と洒落るところが、実に王仁三郎らしい。

 マスクに関しては、なんとも複雑かつ不思議なことを言っていますね。「マスクの使用も結構かも知れぬが、夫れよりも日本国民は精神をマスクに持ち変ヘてマスクな惟神の大道を歩めば…」とは、どういうことでしょうか。物としてのマスクをするより、惟神精神をマスク代わりにすべきとはなんとなく分かりますが、「マスクな惟神の大道」とは?

 「魔好くな惟神の大道」となると、ますます難解になってきますが、上掲文章の最後の方「全然六道の辻をさまよう亡者の精神に成つて悪神を撃退する」という、これも一見ん?となる表現にヒントがあるのかもしれません。

 まったく、深いのやら浅いのやら、王仁三郎の世界は人間には理解し難いものがありますね。

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