2024.02.22

追悼 山本陽子さん〜『八つ墓村』 野村芳太郎 監督作品

20240222-214239_20240222214301 いがけず今日もまた映画の話になりました。山本陽子さんがお亡くなりになったとのこと。

 2月2日の「徹子の部屋」、たまたま観ていたこともあって本当に驚きました。高橋英樹さんとご一緒に本当にお元気で、そして美しくいらしたので。

 私にとっての山本陽子さんは、やはり1977年の「八つ墓村」ですね。「祟りじゃ〜」の松竹版ですね。

 山本さんは多治見春代役。う〜む美しすぎる。本当に突然の訃報にがっくりです。

 そして久しぶりに観ましたが、怖すぎる〜(笑)。本編の怖さはもちろん、都市伝説とも言える「心霊シーン」はヤバい。これって演出なんですか?それとも…祟り?

 ギャーという恐怖より、ああいうチラッと映っちゃった、見えちゃった系が一番恐いっすね。

 金田一耕助というと、石坂浩二や古谷一行のイメージが強い、すなわち結構イケメンというイメージがありますが、この寅さん…いや渥美清の金田一耕助もいい。横溝正史は渥美清さん推しだったとか。

 この作品は名作「砂の器」のスタッフが多く関わっています。監督の野村芳太郎はもちろん、脚本の橋本忍、音楽の芥川也寸志ら、錚々たるメンバーが揃っています。

 原作を(当時の)現代に翻案していますが、やはり日本の田舎は永遠に怖いですね(笑)。

 いや、この前、八つ墓村のモデルになった事件があった町に行きましたが、そこはとても穏やかな自然あふれる田舎でした。それより、山梨の田舎の方がずっと怖い、恐い。リアル基地外村もありますからね〜。

 いずれにせよ、この映画を一段と華やかにしつつ、その裏側の人間のサガの恐ろしさを強調してくれた山本陽子さんの御冥福をお祈りいたします。

 これは蛇足かもしれませんが、山本さんに関わった男性は皆さん…これも祟りなのでしょうか。

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2024.02.21

『あ・うん』 降旗康男 監督作品

51lslbahv9l_ac_ 日も昔観た映画を一つ。

 これはいいですねえ。小津の多くの作品と同様、ふと観たくなる作品。日本の良さ、邦画の良さ満載。

 富田靖子さんファンなので、公開当時劇場で観たのです。靖子さん目当てで行ったのですが、結果、高倉健さん、板東英二さん、富司純子さんに魅了されてしまいました。というか、日本人の心の機微にでしょうかね。

 あの頃はおバカだったので、何もわかっていませんでしたが、この作品は市井の人々の日常の裏に、目に見えない大きな力によって誤った道を歩んでゆく国家の姿が重ね合わされていますね。昭和12年ですから。

 登場人物たちの未来に死の影が見え隠れします。そうした複層的かつ輻輳的なテーマを美しい織物のごとく描くのが向田邦子のすごさ。

 その後、私は昭和10年の大本事件、11年の二・二六事件、そして12年の南京事件に大きく関わっていくことになりました。今もその事業(ことわざ)は続いています。

 それにしても、こういう健さんもいいですね。これって助演男優賞を獲った板東英二さんの力でもあるのですよ。野球で一時代を築いた人が、芸能の世界でもこれほど活躍するとは、いったいどこまでタレントがあるのでしょう。

 シロウトっぽい棒読みだという意見もありましたが、いやいや、こういうオッチャンいますよ。それが健さんのクロウトっぽさをまた際立たせています。

 富司純子さんもいいですね。ある意味二人の男を魅了してしまう女。たしかにこれは惚れるわという一瞬がたくさんあります。

 まさに「あ・うん」の呼吸。多くを語らず。古き良き日本人たちの粋なコミュニケーション。豊かな感情。隣り合わせの生と死。そして、それを表現する文学、映画。あっ、音楽も。朝川朋之さんかあ。

 さあ、私は戦後を終わらせる事業をしっかりやりたいと思います。

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2024.02.20

『すずめの戸締まり』 新海誠 監督作品

11176748_615 忙なため過去に観た映画の紹介をしていきます。

 人には好みや適性があることを考えると、どうも最近の新海作品には私はなじまないのも仕方ないかなと思います。

 もうずいぶん前になりますが、「君の名は。」を観た時のこちらの記事をお読みください。

 まあ簡単に言えば「厨二病」ここに至れりということですよ(笑)。厨二病の特徴としての大袈裟な妄想、自意識、そして中途半端な知識が遺憾なく発揮されているというわけです。

 もちろん、そこに需要があることもよくわかります。実際大ヒットしたわけですから。しかし、厨二病から卒業して…いや退化して?…(幼稚園の)年中病をこじらせているワタクシからしますと、どうもむず痒くて仕方ないのです。

 日本神話からヒントを得たであろう様々な名称や、なんちゃって祝詞の安っぽさ。能登半島地震の直後ということもありますが、自然災害に対する安直な制御意識。

 あと、これってアニメ慣れしていない私の方に問題があるのかもしれませんが、背景の詳細でリアルな描画に対する、人物の抽象的で平坦な描写がどうしても不自然に感じられてならない。浮世絵の伝統とも違うし…。

 ロードムービー、恋愛ドラマ、成長の物語としての描写も中途半端かなあ。

 上記全体において、やはり宮崎駿作品の方がレベルが高く感じるのでした(好き嫌いはまた別問題ですが)。

 ちなみに「ヒミズ」は「不見日」となるはずですし、そういう意味においてもこちらの「ヒミズ」の方がずっと深くて面白かったと思いますよ。

 ついでに「ミミズ」に関してもホンモノの蚯蚓に申し訳ない設定ですね。あと、猫が可愛くない!(笑)

 と、文句ばっかりになってしまいましたが、まあこれも年中病者の厨二病に対する憧れ、コンプレックスの現れと思ってくださいね。

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2024.02.19

『コンフィデンスマンJP〜プリンセス編』 田中亮 監督作品

818gw6jp9ql_ac_sl1414_ マンス編に続きプリンセス編も紹介しましょう。

 1作目の紹介にも書きましたが、場外でいろいろ不幸が重なった作品ですが、考えてみると今作に「料理人の男を釣る女」として登場する広末涼子さんもその後いろいろありましたな(苦笑)。ビビアン・スーさんもこの前離婚しちゃったし。まあ偶然でしょう。

 第2作の今作は1作にも増して面白いですよね。ドタバタだけでなく、ちょっとうるっとくるシーン、ひやひやするシーンも織り交ぜ、満足度の高い作品となっています。

 ちなみに主役の長澤まさみさん、静岡出身ですよね。言うまでありませんが、お父さんはジュビロ磐田の初代監督長澤和明さんです。

 静岡はあまり優れた女優さんを輩出できなかったのですが、長澤まさみさん、そして広瀬すずさんと、ここのところ巻き返しております(笑)。そうそう、この映画には広瀬すずさんと同じ清水氏出身の柴田恭兵さんも重要な役で出演しております。

 あと地味にウケたのが、ホンモノのプリンセスとも言えるデヴィ夫人がいい味出してるところですね(笑)。

 

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2024.02.18

Ado 『DIGNITY』

Encore_tp_230929_ado のすべらない話(?)の中で、もしかすると私はB'zのメンバーになっていたかもしれないというウソっぽいホントの話をします。信じるも信じないもあなた次第(笑)。

 まあそれは並行宇宙のこととして、稲葉さんの同い年として、本当にB'zは偉大なユニットだと思いますよ。時代を超えて愛され続ける才能と個性を持っています。

 一昨日紹介した映画&ドラマ版「沈黙の艦隊」のテーマ曲がこれ。Adoさんが歌っていますが、どう聴いてもB'zですよね。稲葉さんの声が聞こえてきそう。

 違う人が歌ってよくわかる。稲葉さんの歌詞と松本さんの楽曲が重なることによって生まれる世界観なんですよ。

 特にJ-RockやJ-Popの集大成的な曲調ですね。この曲においては、一聴してわかるとおり、冒頭のペンタトニック的世界、続いて現れるブルーノート、そして独特な転調とサビの下降音階バス。これでもかという「日本的洋楽」のオンパレードですよ。

 亀田誠治さんのアレンジも見事。これもまた日本的ゴージャスですね。

 いつか稲葉さんのボーカルでも聴いてみたいと思います。もうすでに脳内では思いっきり鳴ってますが(笑)。

 

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2024.02.17

『コンフィデンスマンJP〜ロマンス編』 田中亮 監督作品

1_20240220093801 しいので以前観た映画のご紹介。

 シリーズ第1作ロマンス編は、なんとも後味の悪い作品となってしまいましたね。主役級のお二人が自ら命を絶つことになるとは。あと例のスキャンダルも。

 まあそれは偶然の不幸といたしまして、この作品自体は私たち視聴者をも痛快に欺く「詐欺師」映画としては、なかなか優秀です。

 ウチはフジテレビが映らない(!)ので、ドラマは観ていませんでした。

 好評ドラマの発展版としての映画によくあるように、大変ゴージャスで派手なストーリーと映像ですが、軽みのある演出とテンポの良さのおかげで、上質なエンターテインメントとなっています。

 鼠小僧次郎吉よろしく、腹黒な金持ちをやっつける痛快さ、つまり「義賊」ものでもあるわけですね。昭和の時代のヤクザもある意味そういう「富の再分配」機能を有していましたっけ。

 日本人はたしかにそのような善悪二元論を超えた「義侠心」を好みますね。私も好きです。考えてみれば、コンフィデンスとは「信用」です。もともと良い意味なわけで、ある意味信用できる男でもあるのですね。偽善よりも偽悪の方がタチがいいとも言えますし。

 私も多義的な意味でコンフィデンスマンなのかもしれません(笑)。

 

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2024.02.16

『沈黙の艦隊 シーズン1〜東京湾大海戦』 (Amazonプライムビデオ)

F27ac3ded6f049c08d59b2e3c33e1183 近アクシデントも含めていろいろありまして、忙しくしております。よってブログの更新も一気にまとめてという感じですね。短めに綴っていきます。

 この日は16日、Amazonプライムの「沈黙の艦隊」シーズン1が最終話まで公開されました。

 Amazonプライムビデオで拡大版が公開されるという情報があったので、あえて昨年公開の映画は観にいかなかったのですが、まあ正解だったと言えるでしょう。

 原作からすでに30年が経過していますから、そのあたりどのように現代化するのかが気になっていましたが、なるほど上手に乗り越えていましたね。

 そして、やはり原作のすごさの再確認することとなりましたね。今の日本や世界に投げかけられるテーマがたくさんある。

 独立国家とは、日米安保とは、平和憲法とは、核兵器とは、そしてそもそも国防とは、さらに政治家の役割とは。

 単なる架空戦記モノではなく、人間ドラマとしても秀逸。まさに高度深層心理戦が展開されていますね。ドラマとしてのレベルが高い。本当に引き込まれました。

 アニメ版も全部観てきましたけれど、まさかこうして実写版ができるとは。現代のVFX技術のおかげです。原作者も感動したというのもわかりますね。

 仲小路彰は対米工作、非核三原則などを裏から操作していました。まさに彼が予測した原子力潜水艦時代を象徴するように、自らの存在を隠して。そんなことを重ね合わせるとまた感動的です。

 おススメします。このためにプライム会員になっても損はありません。

 

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2024.02.15

涅槃図のナゾに迫る!(村松哲文)

Unnamed 文人が文字を持たない選択をした話を昨日書きました。

 そこにもつながる話になりましょうか、今日はお釈迦様の入滅の日「涅槃会」の日となります。

 実は今朝、母が入滅してしまうかと思ったのですが復活しました。今日がごく私的な涅槃会になるところでした。いや、復活したからキリストか。イースターも近いし(笑)。とりあえず一安心です。

 で、文字を持たないという意味では、言葉自体の危険性を諭し、その教えを文字では残さない選択をしたお釈迦様のことも思い出されますね。それについては、明日あたり書こうかと思っています。

 今日は涅槃会にちなんで「涅槃図」の意味について学んでみたいと思います。まあこうして「絵」で表現することも、ある意味文字(言語)表現ではないということの象徴でしょう。

 今回は専門家、駒沢大学の村松哲文先生の解説を聴いてみましょうか。

 

 

 ちなみに悲しむ動物の中に猫がいないのは、麻耶夫人が天界から投げたにもかかわらず木に引っかかってしまった薬袋を、ネズミが取りに行こうと木を登り始めたところ、猫がそのネズミを食べてしまったからだという説があります。それが十二支に猫がいない理由にもなっているのですが、猫が好きな私はその説は取りません!w

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2024.02.14

文字を持たない選択をした縄文人

20240216-111709 日、西湖畔の龍宮洞穴でばったり会った方とまさかの再会。もう面白すぎて笑っちゃいます。時代がそういうふうになっているんですよね。旧暦元旦を過ぎてますますその傾向は強まるでしょう。

 今日は某所で合宿です。テーマは縄文。今日は直接的に縄文のお話をしませんでしたが、地下水脈では完全につながっているお話をたっぷりさせていただきました。皆さん、目からウロコが落ちまくったことと思います。

 ここではその一部、縄文と「文字」の関係についてちょっと書きます。

 日本は漢字が入ってくる以前には(西洋的な意味での)文字はありませんでした。それを未開だとか、低次元だとか思う人もいらっしゃるでしょう。

 昔の人もそうでした。江戸後期以降、特に蘭学が流入してきた際、日本には古代文字がなかったということにコンプレックスを感じた一部「知識人」が、国学を発達させると同時に「神代文字」を「発見」してゆきました。

 その「発見」は(多くの古史古伝と同様)ほとんど「捏造」なのですが、まあそれほどの焦りがあったことは事実で、その気持ちは私も共感するところであります。

 私は、たとえば地元の宮下文書について肯定的に言及しているように、そのやむにやまれぬ「捏造」自体は「歴史的事実」なので、いわゆるアカデミズム側のごとく一笑に付すとか、無視するとか、そういう姿勢は取りたくないと思っています。

 ただ、最近(いや江戸時代からずっとか)の一部オカルト(スピリチュアル)界におけるブームのように、たとえばですね、カタカムナは縄文人が使っていた「文字」であるというような主張をされると、さすがにドン引きしてしまうのです。

 はっきり言います。それは縄文人に対して失礼です!

 なぜなら、彼らは戦略的な意味で「文字を持たない」選択をしたのです。そして、だからこそ1万5千年以上その「文化」を持続させえたのです。

 世界史を俯瞰してみてください。文字を持った「文明」は例外なく千年持たず滅亡しています。少なくとも戦争を起こし文化を破壊していますね。

 文字の発明と使用は人類の特徴です。つまり、この日本列島においても、いつでも文字を発明し使用するチャンスはありましたし、実際それを試みた縄文人もいたことでしょう。

 しかし、文字なる「事の端」が、「事(意識)」自身ではなく、あくまでも「端」であって、つまり抽象化、捨象されたものであり、あるいは四捨五入された世界であって、そこには必ず発信者と受容者の解釈が入ってしまうため、文字を使えば使うほど、「真事(まこと)」から離れていってしまうこと、そしてしまいには分裂、分断を生んでしまうということを、縄文人はよくわかっていたのです。

 だから、「文字を持たない」選択をした。

 これは大変高度な思考です。劣等感を抱くなんてもってのほかで、逆です、誇りに思っていいことなのです。だから、先述の「カタカムナ」の件を失礼だと言ったわけです。

 もちろん、文字ではなく(あえて言えば)「デザイン」というものはありました。一つ一つの記号がそれ自体単独で、あるいは単純な組み合わせで、宇宙や神とつながるという機能を持っていた。そういうものはたしかに残っています。

 近代西洋的な考えで文字を考案し、それを並べて文章を作るという、まあ現代日本人にとっては当たり前のこと(たとえば私もこうして語って、騙っている)が、実は当たり前ではなく、分断や戦争を生むきっかけになっているということを思い出さねばなりません。

 さて、そういう「文字に対する不信感」を持った日本人が、現代に至るまで、どういう独特な文化を創造してきたか。それは私のセミナーや合宿に参加するとわかると思います。出口王仁三郎の耀わんはその文化・芸術の至高点でしょうね。

 私の話を聞けば、江戸末期以降の間違った「言霊」論、そして「大和魂」論も完全な形で是正されるでしょう。皆様とご縁のあることを願います。

 ちなみに、カタカムナ自体は最も新しい新作神代文字です。多くの神代文字がそうであるように48文字で五十音図を作っている時点で、その時代性が現れてしまっており、日本語学的には古代文字として認められません(かと言ってカタカムナ自体に価値がないとは思っていません)。私はそこは譲れませんね、神代文字研究家として。

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2024.02.13

サイエンス・スピリチュアル・アート

Img_4729 日は静岡から山梨へ移動。

 精進湖畔のレストランに来てくださいとの指令がありましたので行ってみると、そこには2名以外初めましての方々が集合しておりまして、そこから西湖に移動してとんでもない展開がありました。いやあ、すごい一日でした〜。

 初めましてではない方の中には、筑波大学名誉教授の板野肯三先生がいらっしゃいました。先生とは富士山で合宿をしたり、不思議なご縁があります。

 ゴリゴリのサイエンスの世界で頂点を極めた先生は、今や(真正)スピリチュアルの世界でもどんどん次元上昇しております。今日も絶好調でした。勉強になります。

 先生は最近はアーティストとしてもその才能を開花させています。

 出口王仁三郎が「芸術は宗教の母」と喝破したとおり、自然は神の芸術であり、人間が霊性に目覚めるという意味での宗教は、間違いなく自然崇拝から始まっていますし、科学もまた同様でしょう。

 板野先生は植物や、たとえば今回がそうであったように富士山などの山などの自然とも会話ができます。科学もまた自然との対話の中から生まれたのでしょうね。

 板野先生がいかにして霊性に目覚めたか、大変興味深い内容を語られているのが、この動画です。ぜひご覧ください。まあ、それにしても今日は面白かったなあ。いろいろご縁が広がりましたので、今後の展開が楽しみです。

 

 

 2年前の板野先生らとの合宿について詳しく書いてくださったのがこちらの本です。出口なおや王仁三郎のことにも触れられています。

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