2025.04.28

追悼 大宮エリーさん

Img_5210 梨で学校のお仕事の日。

 残念なニュースが。尊敬する大宮エリーさんがご病気でお亡くなりになったと…。若すぎる。惜しすぎる。

 最初にエリーさんを意識したのは、大好きな「サラリーマンNEO」でした。すごい脚本家がいるなと。

 写真は2019年、初めてお会いした時のもの。私主催の忘年会に来てくれた時です。本当にマルチなお仕事をされている方で、私にとっては本当に憧れの方。お手本となるような方でした。

 忘年会後も時々連絡を取り合って、私にアドバイスくれる時も、逆に私がアドバイスさせていただくこともありました。

 レベルは違えど、お互いマルチな宇宙人ということで、不思議な共鳴のある関係だったと思います。

 コロナ後は私も忙しく、なかなかお会いする機会がありませんでした。最近では私も縁のある妙心寺の塔頭で襖絵の展覧会をやっていました。行きたかったけれど行けなかった。

 ただただ残念です。僭越ながら、少しでも御遺志を継ぐことができればと思っています。

 御冥福をお祈りいたします。

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2025.04.27

「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36(笠井トレーディング)

 

 浜スタジアムで娘たちとベイスターズ vs カープ生観戦。ベイスターズが勝利し最高の気分。

 偶然、大好きなバウアーが先発ということで楽しみにしていましたが、本当に素晴らしい投球内容で、打てない打線も相まって(?)感激する試合になりました。

 いやあ、いちおう小中、そして草野球レベルで投手をやっていた者として、本当に本当にバウアーはカッコいい選手なのですよ。全ての球種の質が異様に高いのももちろん、いわゆる投球術、そして「燃える闘魂」が素晴らしすぎる。

 特に8回のピンチでの投球。思わず泣いてしまいました。ギアを上げて三振を取りに行く姿はカッコいいとしか言いようがなかった。

718tgenjlel_ac_sl1500_ ところで、今日は内野席でしたが、私はこの双眼鏡でバウアーの一挙手一投足を食い入るように観ていました。

 このマニアックな双眼鏡、これもまたバウアー並みに素晴らしいのです。もちろん、星空観賞用に購入したものですが、野球やプロレス観戦、舞台鑑賞にもいいのです。

 とにかく「超々広角」なのが案外スポーツ観戦に適している。なにしろ36度の広視野ですからね。今日も内野席からちょうどピッチャーとバッターが同視野に入る。

 倍率は2倍ですけれど、54ミリの大口径のため、明るさがすごい。つまり鮮明すぎるくらい鮮明に見えるのです。さすが星空用です。

 大口径ですが短焦点なので小型。よってずっと持っていても疲れない。作りは大変しっかりしているので、ある種のずっしり感はあるのですが、それが安定性をもたらしている。

 シロウトさんは、ついつい高倍率なものを選びがちですけれど、そうすると暗いし手ブレするし、本当に使いづらいのです。それに比べてこれはすごい。あの臨場感は低倍率双眼鏡ならでは。早い打球でもしっかり双眼鏡で追えるくらいですから。

 ハマスタでは、安いウイング席での観戦もよくするのですが、肉眼だとボールが見えないんですよね。ところがこれを持っていけば、ものすごい解像度で観戦することができる。ホント最高ですよ。

Amazon 笠井トレーディング 2x54mm 「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36 スーパーワイドビノ36

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2025.04.26

格安Bluetoothイヤホン

20250428-115541 日も大阪市内で中級セミナー。皆さん熱心ですなあ。呼んでくれてありがとうございます。

 電車で移動中など、愛用しているのがBluetoothイヤホンですが、私はこんなの使っています。TEMUで約800円(!)。3セット持ってます。

 こいつが意外に良いのですよ。今日も帰りの新幹線の中でずっと使っていました。

 「睡眠用」というだけあって、とても薄い。実際、耳に入れて寝てもじゃまになりません。

 遮音性はほとんどありませんが、逆に私にはそれが安心につながります。外界と遮断されるのが嫌いでして。

 ノイズキャンセラーとか、最近言われているように、脳の「ノイズキャンセル」機能を劣化させてしまうので使いたくありません。

 で、本当にびっくりするくらい音質もいいのです(ワタクシの感想です)。バッテリーの持ちも良いし、なによりケースもとても軽い(安っぽいとも言える)ので持ち運びも楽チン。

 安いからなくしてもショックじゃないし(笑)。

 

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2025.04.25

国語便覧(第一学習社)

 阪市内で中級セミナー。

 今朝こんなネットニュースが。

国語便覧、突如SNSで注目 まさかの過去最速完売「情報量えげつない」「これぞ教養」「コスパ最強」の声

 やっと世間が気づいたか。私はこのブログでも20年近く前に「第一学習社」の「国語便覧」をおススメしていたんですよ!

 我ら国語教員にとっては、便覧は良き教材であり、どこの便覧が一番いいか、各社から送られてくる見本、献本をけっこう隅々まで見るのですよ。

 で、ワタクシ的には第一学習社が一番いいなと思って採用してきたのです(最近現場では使っているのか分かりませんが)。ちなみに次にいいなと思っていたのが「浜島書店」版。

Img_9878 今も仕事場の机の上に、いつでも開けるように置いてあります。こんなふうに。「2024年度用 審査用見本」とありますね。

 昔より高くなったとはいえ、この情報量と質で約1000円(税込み)はたしかに安すぎる! 大人の教養書としては最高ですね。

 何よりグラフィック的に楽しいので、ふとめくって、ふと眺めて、ふと読み始めるという使い方にぴったり。

 考えてみると、自分の高校時代、数学の時間とかに国語便覧を読み漁ってたっけな。読んだページに印をつけて、3年間で全部読み終わった記憶があります。

 教科書よりも早く時代に適応しているのも良い。各社競って、日本語や文学についての最新トピックを取り入れようとしますからね。

 かつてセールスの方に聞いたことがあるのですが、便覧に関しては(も)、各社がお互いのものをよく読んである意味真似るので結果として似たものになるとのこと。まあそうなんでしょうね。

あとは、教科書も全般に言えることなのですが、だんだん大型化している。そして、一部デジタル化している。この第一学習社版も、QRコードで専用ページに飛んで、動画などを参照することができるようになっています。

 というわけで、私からもあらためておススメいたします。

 ところで、なんで国語だけ「便覧」なのでしょうね。あとはだいたい「資料集」なのですが。

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2025.04.24

福知山線脱線事故から20年

 庫県宍粟市でセミナー。素晴らしい自然と人々に囲まれて感動的な時間を過ごさせていただきました。

 行きは大阪から姫路まで山陽本線の前面展望を楽しみつつ、女性運転士の方のとても丁寧な運転に好感を持ちました。昨日紹介の「新幹線大爆破」の運転士さんも女性でしたね。

 また、駅員さんも含めて、皆さん大変しっかりお仕事をしているなと感じました。肉体的にも頭脳的にも激務ですし、カスハラも多い業種ですからね。

 そんな中、尼崎駅付近を走行しながら、20年前の今日のあの大事故のことに思いを馳せました。

 そう、あの福知山線の脱線事故です。乗客と運転士107名の方が亡くなるという、日本鉄道史上最悪の事故となってしまいました。

 2両目がマンションに巻きついてしまったあの光景は、今でも忘れられません。安全であるはずの日本の鉄道で、なぜあのような事故が起きてしまったのか。

 その後、JR西日本の(というより鉄道会社全体の)体質が明らかになり、研修のあり方、勤務内容、各社間の過当競争などが是正され、そして今日の感動もあったわけですが、それにしてもあまりに犠牲が大きすぎた。

 あらためて、いったいあの日何が起きたのか、そしてその前に何が起きていたのかを復習、反省してみたいと思います。

 

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2025.04.23

『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品

 

 阪で友人たちと飲み会。

 今日公開になったのが「新幹線大爆破」。そう、あの75年の名作のリブート版がNetflixで公開されたのです。 いやあ、まずはとにかく面白かった。最高でしたね。文句のつけどころがない(とりあえず)。

 今日はちょうど東海道新幹線(当然こだま)で大阪入りしたので、またいろいろと思うところがありました。東海道新幹線と言えば、「JR東海」が暗に悪者になっているのが面白かった(笑)。まあ東日本と東海の仲の悪さは、ある意味有名ですからね。

 旧作では国鉄が撮影協力しなかったということもあります。それも当時の「爆破」多発の状況からすると致し方ないのですが、逆に今回はJR東日本がかなり積極的に協力しました。通常ダイヤの中に撮影用の車両を走らせたというのだから本気です。

 実物実写、模型、VFXのバランスが良く、またそのつなぎも自然。本当によくできていたと思います。旧作は鉄道マニアから厳しいツッコミがあったとのことですが、今回はマニア(ヲタク)たちもある程度納得でしょう。

 それはやはり樋口監督自身が鉄道好きということが大きい。どんな作品もそのジャンルの本職、本家からすると結構ツッコミどころが多くなるのですが、そのあたりはNetflixはよく分かっている。「極悪女王」でのプロレスシーンなども、マニア的にも納得できるレベルでしたからね。

 模型と言えば、劇中最初はプラレールだったのが、中盤ではNゲージ、後半ではHOゲージになっていたのが面白かった。そっちマニアも満足の流れでしたね(笑)。

 あとワタクシ的にツッコミ入れたくなったのは「連結器」を破断するシーン。ずいぶん苦労してましたが、先月はやぶさとこまちの連結がいとも簡単にはずれたじゃないですか(ちなみにはずれたのはウチの真下らしい)。結果として東日本の自虐ネタになってましたね(笑)。

 いずれにせよ、旧作の後日譚としてのストーリーも秀逸。現代人の抱える様々な苦悩も描かれており、何度観ても学びのある作品となってます。また、新幹線の素晴らしさ、鉄道人の矜持、日本人の仕事や人名に対する真面目さがよく表現されており、世界の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。。

 主役の草彅剛くんとは、某映画で共演したことがあります(!)ので、彼の役者としての成長も感動的でした。あっそうそう、森達也さんが異様な存在感で怖かった〜。

 ぜひぜひ劇場で大迫力で観てみたい。いずれそういう時が来るでしょう。楽しみです。

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2025.04.22

ホワイト社会?

20250427-94929 府にて新任教員研修の講師&司会。若い先生方、みんな真面目ですね。写真は午後のグループワーク。

 プロたるものテクニックも重要ですから、限られた時間の中ですが、それなりに技を伝授できたと思っております。みんなこれから頑張れ!

 ふだんは学校や学校の先生をディスる講演をしておりますが、それはもちろん愛に根ざしたものです。誇りもあります。だからこそ苦言を呈するのです。

 世の中、なかなか、そうした愛のムチや愛の叱責、苦言、そうしたものが認められなくなってきています。いわゆるホワイト社会化が進んで人間力が低下していると感じますね。

 一方、懐古的にいろいろ言っていても仕方ないことも理解します。現実に対応していかねば自分が損をする。避けられるリスクは避けたほうがいい場合ももちろんあります。

 尊敬する岡田斗司夫さんが提唱する「ホワイト社会」。これは良いことなのか、悪いことなのか。ブラックの反対がホワイトなのか。二元論的に語っていいのか。学校はホワイトであるべきなのか。非常に難しいですね。

 世の中がホワイトの方向に向かい、岡田さんが言うように特にパブリックがその傾向を強めるなら、パブリックな存在(「先生」と呼ばれる仕事全般)は現状に対処していかねばならないでしょうね。

 私は学校以外の現場では、あえてリスクをとってでも「愛」の形を模索していこうと思っています。そして、今のところそれがうまく行っているようです。「愛」はホワイトでもブラックでもなく、バラ色であり、虹色であるからです。

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2025.04.21

iPhone 16e

20250427-94630 夜、のぞみ終電で大阪から東京に戻り、今朝は6時に車で出発、山梨の学校でのお仕事。

 使っていたiPhone SE3のGPSがずっとおかしく、旅先で苦労することが多かったので、思い切って最新機種に買い替えました。

 あまり評判がよくないというか、SEの後継機として安価なiPhoneが出ると思ったら、かなり中途半端感のある16eという謎の機種が発売されました。

 あえてそれを買ったのにはもちろん意味があります。

 まず、一番安いiPhoneがこれということです。10万円弱が「安い」かどうかは別として、通話用には超小型Android端末を使っているものとして、iPhoneはあくまで優秀なマルチメディア端末という位置づけです。

 カメラはデジカメを携帯しているので、iPhoneのカメラ機能はメモ程度にしか使いません。ですから単眼の16eで十分です。デザイン的にもシンプルでよい。3眼とか気持ち悪い(笑)。

 16e、実際カメラ性能は予想以下でした。感覚としてはSE2と同等な感じ。まあ期待していませんから問題ありませんが。

 良かったのは充電がType-Cになったこと、FaceIDが思ったより便利だったこと、そして何と言ってもバッテリーの持ちが飛躍的というか画期的に良くなったことです。

 ちょっと驚きました。一日まあまあハードに使っても全然余裕で寝る時に40%とか残ってるし。モバイルバッテリーがいらないレベルです。体感SEの3倍持つ。ストレスが減りましたね。アップル製のプロセッサA18 の省電力性が優秀なのですね。

 その他はいつもどおりのiPhoneという感じで、SEより大きくなったとはいえ、すぐに慣れてしまうレベルでした。

 私のような使い方をする人にとっては、案外買いの製品なのかもしれません。

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2025.04.20

近鉄特急

Img_9855 阪でセミナー。昨日は伊勢から松阪のホテルに移動して宿泊。松阪から近鉄特急ビスタカーにて大阪へ。

 霊鉄マニアからしますと、近鉄特急というのは格別な存在です。愛知、三重、奈良、京都、大阪を広範囲に結ぶ私鉄最大の特急網。

 日本を代表するそれぞれの聖地のエネルギーを、お互いに交流させるそれこそ最強の霊鉄網なのです。

 その象徴が「お召し列車」ですよね。皇室が伊勢神宮を参拝する折、伝統的にJRではなく近鉄特急を使ってきました。近鉄さんはそのことを大変誇りとしています。選ばれる運転士や乗務員も超優秀な皆さんです。

 一昨日は名古屋から伊勢市までアーバンライナーを利用しましたが、基本天皇陛下もアーバンライナーにお乗りになるとのこと。

 ある意味庶民的ですよね。一方で防犯安全上も一見普通車両の方が良いとのことです(実際は防弾ガラスなどを装備)。

 このたびは三重から奈良、大阪という変化に富む地形を楽しみながら、また様々な歴史に思いを馳せる旅となりました。名古屋から大阪への移動というと、やはり新幹線を使うことが多いのですが、近鉄特急もいいですね。

 いつかは「ひのとり」や「しまかぜ」にも乗ってみたいものです。

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2025.04.19

伊勢の外宮に思う

Img_9852 勢でセミナー。セミナー前に急ぎ足で外宮にお参りしてきました。いろいろ感じることがありました。

 伊勢神宮といえば、内宮と外宮の歴史的争いの歴史を思い出さざるを得ません。今でこそ内宮がメイン、外宮はその前菜みたいに思っている方が多いかと思いますが、天照大御神が今のように前面にフィーチャーされたのは明治維新以降、国家神道の歓声に伴ったものであったことも知らねばなりません。

 私はオニサブラーなので、自然と外宮びいきになってしまいます。言うまでもなく出口家と外宮の度会家は同一と言ってもいいくらい縁が深い。

 それより全国の多くの神社の「天照大御神」押しにちょっと辟易してしまうのですよね。アマテラスさんには申し訳ないけれども、「御祭神」の先頭に書かれてある「天照大御神」の文字を手で隠すと、本来のその神社の御祭神が見えてくるのですね。

 天皇のご存在の重要性については誰より理解していると自負していますが、記紀でそのルーツとされるアマテラスを必要以上に押し出すことには抵抗があります。

 明治の国家神道は様々な矛盾をはらんだ一種のフィクション(新しい神話)です。特に「男系男子」を標榜しているにもかかわらず、そのルーツが女性神であるという大矛盾は、野暮、失礼、不敬ながらもついツッコミたくなります。

 どうせなら、アマテラスは「変成(性)男子」であるとでも言ってしまえば…これはさすがに多重的に失礼すぎるか(苦笑)。

 その点、王仁三郎は自由ですね。変性女子であることを公言し、女装するのは当たり前。まさに近代天皇「制」の逆張りトリックスターです。

 今日は時間がなかったこともありまして、柏手さえ打たずにお参りしてきました。そう、一般参拝客の柏手さえも近代のフィクションですからね。ましてや二礼二拍手一礼など…。

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